作品一覧

  • ゆれる
    4.8
    孤高の天才ミュージシャンの脳内を解く―。 ロックバンド、凛として時雨TK初の書き下ろしエッセイ。 独創的かつ繊細、静と動、狂気的だけど芸術的etc. 多様なイメージが共存しているのが、凛として時雨というバンド。 その源を生み出しているフロントマン・TKが綴る、不完全の哲学。 「永遠に曲が作れないと思っている状況こそが完成」 「完璧主義であるからこそ、満足することはない」 「制作における根本は、“見たことない”“触れたことがない”ものを探す」 「自分の首を絞めていったときに、呼吸の感覚を思い出す」 TKは、20年のキャリアと齢40を経てもなお、悩み、もがき、苦しみ続けている。 作品作りは、毎回自分を一番底まで掘り下げて、 その先にあるものを掴みとってまた何もない状態に戻る。 家族や生い立ち、バンド結成からソロ活動に至るまで、 謎に包まれた人間・TKを解き明かす。 なぜ人は、彼の作る音楽の虜になるのか? その答えが、この本にあります。 ファンのみならず、企画やクリエイティブに携わる人間に読んでほしい一冊です。 ■出版社からのコメント 「バンドの持つ普遍的な世界観は残しつつ、革新性も感じられる」、凛として時雨の音楽を聴いたときに抱いた感想だ。守るべきものを守りながら、新しいものを取り入れる。我々編集者はもちろん、世に出す作品作りをする人間において、これは永遠のテーマではないだろうか。TKさんと接するなかで見えた、誰よりも葛藤し、紆余曲折を繰り返す様。どのように、そしてなぜその思考に至ったのか。ファンのみならず、多くの創作者たちをも魅了する理由とは? 彼のクリエイティブの根源に迫りました。
  • 私を溺愛する2番手男キャラを育てました 1
    -
    1~5巻825~935円 (税込)
    主人公の瀧 藍花は交通事故で亡くなってしまう。しかし次に目を開くと男脇役に殺されてしまう小説の中の悪女、ユリナ・カルティアの幼い身体に乗り移ってしまっていた。薄っすらと残った記憶を辿りユリナとして生き抜く方法を探す。将来ユリナを殺す男脇役キャラを孤児院から連れてきて自らパトロンとなり、味方につけようとするが…

ユーザーレビュー

  • ゆれる

    Posted by ブクログ

    TKが大好きで、TKの頭の中が見てみたくて購入。天才でもなく才能もないと言ってて、やってる事は他の色んなクリエイターがやってる事とそんなに変わらなくって。
    納期があるから多少生まれる妥協。そうならない様にその世界にドップリ入り込んで制作してる。。それで心折れない所がすごいしそれが才能だと思う。何度も読み返したい一冊です。

    0
    2023年10月18日
  • ゆれる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「僕は歌うべき人間ではない」「いつの間にか夢に閉じ込められたまま、生きているすべての時間が音楽になればいい」時折見せる刃先のような言葉がTKの本質なんだと思った。

    0
    2023年07月10日
  • ゆれる

    Posted by ブクログ

    凛として時雨、ギターボーカルTK氏による初エッセイ。時雨の核たる部分が鮮明に綴られている。TK氏の音楽の話は勿論、メンバーとの出会いが印象的でした。天性の才能に恵まれず血の滲むような努力を繰り返し、側から見れば天才でも本人は天才と程遠い凡人と語り尽くす。“時雨の音楽は0で始まり0で終わる“全ての扉を開けないと気が済まない。凝り性なのか完璧主義なのかさておき、曲が出来上がる頃にはもうからっぽだという音楽に対するエネルギーの使い方が異次元に感じました。不完全な哲学と内に秘めた狂気が凛として時雨の魅力だと再確認できたエッセイでした。私はこれからもずっと時雨が大好きです。

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    2023年06月26日
  • ゆれる

    Posted by ブクログ

    2025/06/15 2025年8冊目。TK from 凛として時雨のエッセイ。かなり読み易い文体で、旅行中の空き時間でサクッと読めた。自身のルーツや、不器用だけど、自分の中の音楽を納得いくまで作っている姿は尊敬しかない(それであんな素晴らしい音楽で人を感動させてるんだもん。)

    0
    2025年06月15日

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