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孤高の天才ミュージシャンの脳内を解く―。
ロックバンド、凛として時雨TK初の書き下ろしエッセイ。
独創的かつ繊細、静と動、狂気的だけど芸術的etc.
多様なイメージが共存しているのが、凛として時雨というバンド。
その源を生み出しているフロントマン・TKが綴る、不完全の哲学。
「永遠に曲が作れないと思っている状況こそが完成」
「完璧主義であるからこそ、満足することはない」
「制作における根本は、“見たことない”“触れたことがない”ものを探す」
「自分の首を絞めていったときに、呼吸の感覚を思い出す」
TKは、20年のキャリアと齢40を経てもなお、悩み、もがき、苦しみ続けている。
作品作りは、毎回自分を一番底まで掘り下げて、
その先にあるものを掴みとってまた何もない状態に戻る。
家族や生い立ち、バンド結成からソロ活動に至るまで、
謎に包まれた人間・TKを解き明かす。
なぜ人は、彼の作る音楽の虜になるのか?
その答えが、この本にあります。
ファンのみならず、企画やクリエイティブに携わる人間に読んでほしい一冊です。
■出版社からのコメント
「バンドの持つ普遍的な世界観は残しつつ、革新性も感じられる」、凛として時雨の音楽を聴いたときに抱いた感想だ。守るべきものを守りながら、新しいものを取り入れる。我々編集者はもちろん、世に出す作品作りをする人間において、これは永遠のテーマではないだろうか。TKさんと接するなかで見えた、誰よりも葛藤し、紆余曲折を繰り返す様。どのように、そしてなぜその思考に至ったのか。ファンのみならず、多くの創作者たちをも魅了する理由とは? 彼のクリエイティブの根源に迫りました。
Posted by ブクログ 2023年10月18日
TKが大好きで、TKの頭の中が見てみたくて購入。天才でもなく才能もないと言ってて、やってる事は他の色んなクリエイターがやってる事とそんなに変わらなくって。
納期があるから多少生まれる妥協。そうならない様にその世界にドップリ入り込んで制作してる。。それで心折れない所がすごいしそれが才能だと思う。何度も...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月26日
凛として時雨、ギターボーカルTK氏による初エッセイ。時雨の核たる部分が鮮明に綴られている。TK氏の音楽の話は勿論、メンバーとの出会いが印象的でした。天性の才能に恵まれず血の滲むような努力を繰り返し、側から見れば天才でも本人は天才と程遠い凡人と語り尽くす。“時雨の音楽は0で始まり0で終わる“全ての扉を...続きを読む
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