作品一覧

  • SNS時代の戦略兵器 陰謀論 民主主義をむしばむ認知戦の脅威
    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    米大統領選でトランプが語った陰謀論を徹底解説!  陰謀論という兵器がネット空間を飛び交う乱世への処方箋 戦争、新型コロナ、そしてアメリカ大統領選挙……今日もネット空間では、様々なテーマの荒唐無稽な陰謀論が飛び交っている。そして2021年のアメリカ議事堂襲撃事件に代表されるように、今や陰謀論は「一部の物好きな人々による趣味」という枠を越え、日本を含む民主主義国家の政治、社会、そして安全保障にまで、大きな影響を及ぼすようになった。 そして中国などの権威主義国家は、陰謀論を「兵器」として活用し、民主主義国家のSNSなどネット空間に送り込み、社会の分断を加速させるための「認知戦」を展開するようになった。 この混迷の時代に、私たちはどう陰謀論に向き合うべきなのか。偽情報や情報戦の専門家3名が、陰謀論に安全保障の視点から切り込み、その全体像に迫る! [目次] はじめに―長迫智子 第1章 陰謀論に揺れたアメリカ大統領選挙―長迫智子   第2章 認知領域の戦いにおける陰謀論の脅威―長迫智子 第3章 ロシアと中国の認知戦戦略―小谷 賢 第4章 戦場となる日本の情報空間―大澤 淳 おわりに―長迫智子   この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『SNS時代の戦略兵器 陰謀論 民主主義をむしばむ認知戦の脅威』(2025年1月24日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • 歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない 防衛費倍増の前にすべきこと【特別版】
    -
    1巻550円 (税込)
    【WedgeONLINE PREMIUM】 歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない 防衛費倍増の前にすべきこと【特別版】 安全保障と言えば、真っ先に「軍事」を思い浮かべる人が多いであろう。 だが本来は「国を守る」という考え方で、想定し得るさまざまな脅威にいかに対峙するかを指す。 日本人が長年抱いてきた「安全保障観」を、今、見つめ直してみよう。 月刊誌『Wedge』2022年8月号(7月20日発売)の特集「歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない」に、同誌23年2月号(1月20日発売)の「『核の忘却』の時代は終わった 日米で核抑止の本格議論を」(防衛省防衛研究所防衛政策研究室長・高橋杉雄氏)と22年6月号(5月20日発売)の「戦後から続く日本人の戦争観 変えるときは今しかない」(日本大学危機管理学部教授・吉富 望氏)の記事を加えた特別版です。 歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない 【CHRONOLOGY】重くのしかかった「戦後」 日本人は殻を破れるか(編集部) PART 1 安全保障は「究極の生活インフラ」 今こそ必要な強い司令塔(先﨑彰容・日本大学危機管理学部 教授) PART 2 青息吐息の防衛産業 「安保の基盤」の崩壊を座視するな(編集部) PART 3 元海兵隊大佐から日本へ 「戦うための準備はできているか」(グラント F・ニューシャム 元海兵隊大佐/日本戦略研究フォーラム上席研究員) PART 4 科学こそ安全保障の基盤 競争力維持に必要なこと(編集部) PART 5 基礎研究に巨費を投じる米国 進む軍学連携と人材多様化(冷泉彰彦・作家/ジャーナリスト) COLUMN 1 軍事から生まれた私たちのテクノロジー(編集部) PART 6 二枚舌構造はもはや限界 日本国憲法の本来の精神とは(篠田英朗・東京外国語大学大学院総合国際学研究院 教授) PART 7 軍事研究反対を貫く学術会議 国から「真の」独立果たす時 (編集部) PART 8 激化するサイバー戦に無力の日本 法と体制整備を急げ(佐藤 謙・中曽根康弘世界平和研究所 顧問/大澤 淳・中曽根康弘世界平和研究所 主任研究員) INTERVIEW 「新しい戦い方」の脅威 第4の戦闘空間に産官学軍で備えよ(古谷知之・慶應義塾大学総合政策学部 教授) PART 9 戦後日本の「線引き」と「しばり」 今こそ夢から目覚める時(千々和泰明・防衛省防衛研究所戦史研究センター安全保障政策史研究室 主任研究官) COLUMN 2 防衛費増へのギアチェンジには国民と正面から対話を(藤城 眞・SOMPOホールディングス 顧問) OPINION① 「核の忘却」の時代は終わった 日米で核抑止の本格議論を(高橋杉雄 防衛省防衛研究所 防衛政策研究室長) OPINION② 戦後から続く日本人の戦争観 変えるときは今しかない(吉富 望・日本大学危機管理学部 教授)

ユーザーレビュー

  • SNS時代の戦略兵器 陰謀論 民主主義をむしばむ認知戦の脅威

    Posted by ブクログ

     普段あまり触れることがない話題だったためかなり難解で読みにくかったが、ここで解説されている陰謀論、認知戦、他国の干渉による国民の行動の操作など、決して誇張ではない現実の脅威を深く認識させられた。

     『情報戦や認知戦は、平時から始まっている。
     そして、我々一人ひとりが攻撃対象となる認知
     戦においては、インターネットに接続し得るす
     べての人間がその戦場に立っている (p.220)』

    このような自覚の元で、情報ソースやファクトチェック情報を確かめるリテラシーを養い、不明確な情報を拡散しない、誤って拡散してしまったら速やかに削除訂正をするというのは、各人に課せられた責務だと思う。

    0
    2025年06月23日
  • SNS時代の戦略兵器 陰謀論 民主主義をむしばむ認知戦の脅威

    Posted by ブクログ

    「情報戦や認知戦は、平時から始まっている 」あとがきより。
    「陰謀論」は昔のように楽しむものではなく、中露が武器化しているナラティブであり、指先一つのクリックで、自国の体制を弱体化させてしまう恐ろしい入口であると認識を新たにした。
    ああ、昔のようにネタとして楽しんでいる場合ではないのである。もはや、安全保障の専門家が取り扱わねばならないテーマなのである<陰謀論

    0
    2025年04月12日
  • SNS時代の戦略兵器 陰謀論 民主主義をむしばむ認知戦の脅威

    Posted by ブクログ

    「陰謀論」、「陰謀論者」とうい言葉がいつの間にか一般的にも広く浸透しており、しかしながら陰謀論についてどう捉えるべきか迷っていたところで手に取った一冊。

    【本書から感じた特徴】
    ・サイバーセキュリティやインテリジェンスに関する国内では高度な有識者3名の共著であり、それなりに確からしいと言える解説書となっている
    ・陰謀論についての各種定義を紐解き、陰謀論の矮小化を避けている(陰謀論を単なるオカルティズムや奇妙なものという捉え方をしない)
    ・対策の方法論として事実の発信強化、ファクトチェック、公共の教育などを挙げているが、これに加えて、陰謀論が拡散する土壌を抑えること(社会的不安、経済的不安など

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    2025年09月22日
  • SNS時代の戦略兵器 陰謀論 民主主義をむしばむ認知戦の脅威

    Posted by ブクログ

    レビューを書く前にもう一度読書の内容を考える時間が自分には大切で。しかし、この“まとめ“の時間が主観的な解釈を許し勝手なストーリーを作り出す。水が流れやすい方向に引き寄せられるように、社会は複雑な真実よりも、より印象的で単純化された物語に吸い寄せられる。

    因果関係の解明こそ科学だとすれば、生け贄を焼き続けていたら雨が降ったという事象を安易に結びつけるのが信仰だ。カーゴカルトなんかもそうだ。テロリズムや地震、外国人の日本流入さえも、何かに結びつけて解釈する。その背後に巨悪がある、と考えたくなるのは本能的なものでもあるのだろう。

    この“巨“というのがミソで、自分の力が及ばない悲観的な何か。巨大

    0
    2025年11月22日

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