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  • 北極海 世界争奪戦が始まった
    4.5
    1巻999円 (税込)
    21世紀最大の地政学的フロンティアはここだ! 地球温暖化の進行でますます広がる北極海航路。北極圏には何と未発見天然ガスの30%、石油の13%が眠っているという。まさに「宝の土地」だ。現在、地球温暖化によって減少の一途を辿っている北極の氷。しかし、沿岸国のロシアや域外国の中国等は温暖化によるマイナス面より、氷が融けることで「航海が可能になる」「資源の開発ができる」メリットに注目している。各国は来たるべき時に備えて科学調査や資源探査活動を重ね、権益確保のために軍事力の強化、基地の整備を進めている。そしてこれらの活動が摩擦を生み、いまや安全保障上の問題となりつつあるのだ。ロシアの北方部隊増強、中国の氷上シルクロード構想、日本の切り札「北極域研究船」。「北の海」をめぐって展開するバトルを、現役の海上自衛隊幹部学校教官が明解にレクチャーする。 〈目次〉第1章 地球温暖化で開かれる北極海 第2章 北極海をめぐる対立の歴史 第3章 ロシアと北極、プーチン大統領 第4章 中国「氷上シルクロード」の野望と米国の反発 第5章 協調可能性と課題:国際制度 第6章 日本と北極

ユーザーレビュー

  • 北極海 世界争奪戦が始まった

    Posted by ブクログ

    北極海を巡る今までの流れや現況がよく理解できました。ロシアとの付き合い方、日本のプレゼンスや日本としての臨み方など考えさせられることが多かったです。

    0
    2023年07月28日
  • 北極海 世界争奪戦が始まった

    Posted by ブクログ

     2023年5月に出版され、手に取りながらも本棚の中で積読本と化してしまっており、今年改めて、第二次トランプ政権下において2度目の「グリーンランドを購入したい」発言を聞いて、慌てて手にとり読み漁った。

     2010年、中国外交がこれまでの『韜光養晦』を事実上放棄した年とされているが、この年以降、南シナ海・東シナ海への強引な海洋進出に乗り出し、アラスカ半島から伸びるアリューシャン列島周辺の米国領12海里内では中国人民解放後軍の艦船5隻が戦略的コミュニケーションの典型である『砲艦外交』(ペリーが浦賀に、と同様)航行してみせた。ウクライナから世界最大の通常型砕氷船「雲龍」を購入し、積極的に行なった資

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    2025年06月30日

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