作品一覧

  • データ指向プログラミング
    3.8
    システム構築の複雑さから開発者を解放する データ指向プログラミング実応用ストーリー 本書は Yehonathan Sharvit, "Data-Oriented Programming", Manning Publications 2022 の邦訳版です。 【本書の内容】 本書は、Java、C#、C++、Ruby、Pythonなどの高級プログラミング言語で2年以上の経験を持つ、フロントエンド、バックエンド、フルスタック開発者向けの本です。 本書で取り上げている業務システム開発におけるアイデアや手法は、オブジェクト指向プログラミングの開発者にとっては、慣れ親しんだ環境や世界観をいったん捨て去るように指示されるかもしれません。 一方、関数型プログラミングの開発者にとっては、本書は(多少ですが)学びやすく、ちょっとした発見とサプライズがあるはずです。 いずれにしても「情報システム開発の複雑さ」を軽減し、見通しが良く仕様変更にも柔軟に対応したい開発者に、新しい視座とパラダイムを提供します。 【目次】 Part1 柔軟性   第1章 オブジェクト指向プログラミングの複雑さ― 気まぐれな起業家   第2章 コードとデータの分離― まったく新しい世界   第3章 基本的なデータ操作― 瞑想とプログラミング   第4章 状態管理― タイムトラベル   第5章 基本的な並行性制御― 家庭内での対立   第6章 単体テスト― コーヒーショップでプログラミング Part2 スケーラビリティ   第7章 基本的なデータ検証― おごそかな贈り物   第8章 高度な並行性制御― さようなら、デッドロック   第9章 永続的なデータ構造― 巨人の肩の上に立つ   第10章 データベースの操作― 雲は雲   第11章 Webサービス― 忠実な配達人 Part3 保守性   第12章 高度なデータ検証― 手作りの贈り物   第13章 ポリモーフィズム― 田舎で動物とたわむれる   第14章 高度なデータ操作― 考え抜かれたものは明確に表現される   第15章 デバッグ― 博物館でイノベーション 付録A データ指向プログラミングの原則 付録B 静的型付け言語での汎用的なデータアクセス 付録C データ指向プログラミング:プログラミングパラダイムの一環をなす 付録D Lodash リファレンス ※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。 ※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。

ユーザーレビュー

  • データ指向プログラミング

    Posted by ブクログ

    「データ指向」というキーワードが気になって購入。
    データ指向プログラミング(DOP)の4つの原則について、個人的に共感できたのは原則#1と#3。
    時が経ち仕様が複雑になってくるに連れて既存のクラスがカオスになってくる…という点や、副作用を発生させない静的な関数(メソッド)の安心感は普段の業務でも痛感するところ。
    とはいえ#1は、付録Aで紹介されているような、オブジェクト指向プログラミング(OOP)でデータクラスとコードにわざわざ分ける点にはあまり賛同できないかも。

    0
    2023年08月13日
  • データ指向プログラミング

    Posted by ブクログ

    データ指向プログラミングの4つの原則
    1. コードをデータから切り離す
    2. データを汎用的なデータ構造で表す
    3. データはイミュータブルである
    4. データスキーマをデータ表現から切り離す

    ストーリー仕立てなので楽しく読めたが、3しか共感できない。
    拡張性と柔軟性が高まるようだが、可読性は低くなるように感じる。

    0
    2023年05月30日
  • データ指向プログラミング

    Posted by ブクログ

    データ指向プログラミングについて、小説形式での対話を通して解説されており、とても読みやすかった。まえがきに書いてある通り、ザ・ゴールに影響されてのものらしい。

    データ指向プログラミングは以下の4つの原則からなると書かれている。
    1. コード(動作)をデータから切り離す。
    2. データを汎用的なデータ構造で表す。
    3. データをイミュータブル(不変)として扱う。
    4. データスキーマをデータ表現から切り離す。

    個人的な感想としては、同意できるのは原則1と3。
    他の原則は、型などの静的な制約を極力排除し、拡張性と柔軟性を最大限担保するための設計判断として捉えれば妥当だと思う。
    が、個人的にはド

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    2023年05月14日
  • データ指向プログラミング

    Posted by ブクログ

    データ指向プログラミングというワードを最近見聞きするようになったので読んでみた。
    400ページ以上あるが情報量は多くない。この本だけでデータ指向プログラミングを完全に理解できるわけではなく、実際の開発シーンで採用しようと考えるならば、ここから更に多くの文献に当たる必要があるだろう。
    恣意的に感じられる部分があり、本書の中に利点とコストを記載しているが、読み手は冷静に客観的に評価しなければならないと思う。
    翻訳に関しては、できれば用語のようなものは訳語のみでなく、原著の英語表現も併記してあると良かった。

    0
    2023年06月23日

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