工藤保則の作品一覧
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
落語は好きですが今回初めて落語に関係する本を読んだ。
第一章は落語の歴史について書かれていて、第二章から古今亭志ん朝、立川志の輔、柳家喬太郎、春風亭一之輔の落語家さんの落語を始めたきっかけや、それぞれ落語家さんのエピソードが書かれていて興味深く読んだ。
今までは単純に「面白いな」と思って聴いていた落語が、この本を読んで落語の奥深さを感じることができた。
『落語の噺の多くは、長屋が連なる狭い町内が舞台である。ネットを介して、世界中と「つながれる」私たちの関係性の広がりとは比べものにならないくらい、ミニマムなコミュニティーの物語だ。しかしながら、落語の国の人々がみせる、ときに暑苦しいほどの直接的な関わり合いは、自我や功利性や巨大さと引き換えに現代人が見失ってきたものに気づかせてくれる。人間のどうしようもなさに起点をおく落語は、時代が変わっても変わらない人間の性を見つめ、なぐさめ、笑う。人間のおろかしさを面白おかしく語る芸は、時代の刻印を残しながらも脈々と受け継がれてきた。
落語はの共生(きょうせい)芸能であるとともに、共生(ともいき)の芸能なのである。』
立川談志さんの言葉にある「落語は人間の業の肯定」の意味がわかった気がする。
落語の演目をとうして登場人物のありようをわかりやすく書かれているので、落語をあまり知らない人にも読みやすいと思う。