エリン・モーゲンスターンの作品一覧
「エリン・モーゲンスターン」の「地下図書館の海」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「エリン・モーゲンスターン」の「地下図書館の海」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
物語はあらゆるものの中に息づいていて、それは私たちのすぐそばにある。
素敵な物語でした。
物語の中に物語が展開されているような入れ子構造で、すべての物語が詩的、幻想的で、やがてひとつの大きな物語に収束していき、そこからまた新たな物語を予感させる。
主人公のザカリーが同性愛者であることも自然に表現され、それが悩みの種として物語を阻害していないところも素敵でした。
悪夢を書いた紙で折った星
物語が詰まった瓶
耳元で物語を囁くストーリーテラー
物語味のキャンディ
星のない海
蜂蜜
紡がれる言葉や物語のすべてが美しく、頭の中に浮かぶ情景に酔いしれ、ずっと読み続けていたい物語でした。
Posted by ブクログ
構成が独特で、都度都度別の話が挿入される。この挿入話も様々な、重要な伏線を持っている。初めての構成で少し読みにくいけれども、こういうの結構好き。頻繁に出てくる「蜂蜜」と「蜜蜂」が若干字面的に読みにくいのが玉に瑕かも。
構成もあってなかなかに難解で、伏線は多分一度で全部把握はできない。何回も読み返したくなる本だと思う。
ファンタジーとしても少し変わっていて、一度異世界(?)へ行くチャンスを掴みそこねたところから始まる。そして、そのファンタジー世界も全盛期ではなく、既に寂れた忘れ去られつつあるものになっていて、少しもの悲しい。例えるならハリポタ世界に来た!と思ったらホグワーツはほぼ廃墟だった、みた