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  • ブランド・タグライン経営
    5.0
    ブランドの強さと業績の良し悪しについては多くの経営者・経営学者によって議論されてきていますが、ブランドに関する議論は購買者の心理、つまり目に見えないメカニズムへの働きを説明する必要に迫られるため、どうしても抽象度が高く、定性的な側面が多くなりがちになります。 今回、目に見える分かりやすいブランド強化のための行動として、コーポレートブランドのブランド・タグライン(ロゴ・マークの近傍に一定の規則性をもって表示される短いフレーズ)に注目し、「ブランド・タグラインを使う企業は、業績が良いのか?」という問いに対して、東証一部上場企業に対する調査を行い、本書の中でその結果を明らかにしています。 さらに、ブランド・タグラインと業績の間の因果モデルの検討を行うとともに、ブランド・タグラインを活用する企業を取材し、取り組み事例として紹介しています。それらを踏まえた上で、ブランド・タグラインを軸として企業や事業を経営することを「ブランド・タグライン経営」と名づけ、その実践方法を解説し、ブランドを強化し業績を改善したいと望む経営者等に対し、有益な示唆を提供しています。 (※本書は2022/3/4に日本橋出版より発売された書籍を電子化したものです)

ユーザーレビュー

  • ブランド・タグライン経営

    Posted by ブクログ

    タイトルを見て、おやっと思った。ブランドの表現のひとつであるタグラインは、経営戦略とマーケティング戦略の間にあるモノで、そこから経営することは難しいのではないかと。でも、本書を読むと、タグラインはマーケティングと経営の中心にあるものだとわかる。面白かったのは、一部上場企業でタグラインのあるなしで、企業の成長に差異があるかどうか調べた調査。後書きにもあるように大変だったと思う。でもその結果は興味深いものだった。
    事例も多く、タグライン開発の参考になる。
    最後の章で、具体的なブランドアイデンティティの制定の方法についての説明がある。アーカーさんの娘の調査は、WPPのBrand Asset Valu

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    2023年01月09日

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