ユーザーレビュー 黒い海 船は突然、深海へ消えた 伊澤理江 いつも聴いているpodcastの番組に著者の伊澤理江さんがゲスト出演していて、本書についてお話ししていました。 漁船沈没事故発生から11年後の2019年、別の取材で訪れた小名浜港(福島県いわき市)での事故関係者たちの会話をきっかけに、その不自然さを奇異に思った伊澤さんが、事故の真相を粘り強い調査...続きを読む・取材で顕かにして行きます。 伊澤さんの真実を追及しようとの熱意の溢れる本書、まさに “渾身の力作” です。 Posted by ブクログ 黒い海 船は突然、深海へ消えた 伊澤理江 2008年の漁船沈没事故について描いた本。 すでに国の方で調査を完了しているうえ、15年以上前の出来事。結果的に新事実を暴くところまでは至ってないが、潜水艦説が濃厚ではないかと個人的に思う。 筆者の真摯に真実に迫る取材内容に感服した。 是非頑張って頂きたいジャーナリストです。 事件の遺族をいたずらに...続きを読む追い回すマスゴミにも読んで欲しいです。 Posted by ブクログ 黒い海 船は突然、深海へ消えた 伊澤理江 伊澤氏の真摯に事故に向かい合う姿勢に感服します。 事故に対して客観的であろうと、様々な視点から検証と証言を集める手間と労力に、読者は著者の言わんとする事に強く共感してゆく。 生存者の証言を無視した結果ありきの国による結論への懐疑、それに対する調査報道の難しさ。国の判断した事故原因に抗う困難や軋轢を思...続きを読むうと、この本を上梓された伊澤氏と出版社に賞賛を送りたい。 Posted by ブクログ 黒い海 船は突然、深海へ消えた 伊澤理江 真実を真剣に調査もしてもらえていない。 軽んじられた人命。読んでいてとても恐ろしくなりました。このように揉み消された事件は他にもたくさんあるのかもしれません。 Posted by ブクログ 黒い海 船は突然、深海へ消えた 伊澤理江 2008年6月、千葉県犬吠埼沖350㎞に碇泊していた福島県いわき市の漁業会社所属の底引き網漁船『第58寿和丸』が、突然"転覆沈没"。この謎の事故原因を追ったルポルタージュ。国の調査機関は自然災害として処理したが、生存者や救助者の証言から"事故"の可能性を考えた著者の、真実を探る過程がとてもスリリング...続きを読む。いま現在(2023年12月)未解決ではあるが、真実が解き明かされると良いと思った。 Posted by ブクログ 伊澤理江のレビューをもっと見る