モハメド・ムブガル=サールの作品一覧
「モハメド・ムブガル=サール」の「純粋な人間たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「モハメド・ムブガル=サール」の「純粋な人間たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
セネガルで、同性愛者(と噂された)の男性の遺体が村の人々によって墓から掘り起こされ、その動画がインターネット上に出回った。皆と同じ墓地に埋葬することを拒絶された母親は、腐敗していく我が子の遺体をたった一人で家の庭に埋葬した。一連の出来事を知って感情を揺さぶられた若き文学教員は、しかし、自分の動揺の原因がわからない。当たり障りのない授業を繰り返すだけの淡白な日々だったのに、この一つの事件になぜそれほど興味を掻き立てられ、執着してしまうのか。それまでまったく疑問を持たなかった同性愛=罪という認識は、本当に揺るぎないものなのか。どうしても薄れない動揺の原因を探るため、バイセクシャルのセフレ、厳格な
Posted by ブクログ
「同性愛嫌悪主義じゃないけど、この国で同性愛や同性愛者が普通だとみなされるのが嫌だ」「その"文化"はこの国の価値観・伝統には馴染まない」等セネガルの厳格なムスリムが放ったセリフは、日本でも恐らく共感する人が少なからずいるもので、遠い国の他人事の物語としては捉えられなかった。二国間の違いは、もちろん大きな違いではあるものの、公権力に拘束される可能性の有無、私刑の程度などで、国家自体に根付くホモフォビアの深刻さは同程度なんじゃないかと思う。隣人が上記のような発言をナチュラルに繰り出してしまう危うさがこの国にはまだまだあるし、だから自己を開示しきることが怖い。
再発見したアイデ
Posted by ブクログ
読書会に参加しました。
みなさまありがとうございました。
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セネガルの大学でフランス文学を教えるンデネ・ゲイェは、ガールフレンドのラマから、墓場から遺体が掘り起こされて暴行される動画を見せられる。
「どうって言われても…こんな扱いを受けるのはこの遺体がゴール・ジゲンってことだろう」というンデネの言葉に怒って出ていくラマ。ンデネは改めて動画に向かい合う。
「ゴール・ジゲン」とは、ゴールが男、ジゲンが女という意味で「男でも女でもなく、男でも女でもある(P133)」同性愛者を示す言葉だ。
セネガルは人口約1,700万人のうち96%がイスラム教徒だ。イスラムでは人間には神が決めた役割があり
Posted by ブクログ
同性愛者とされる男性の遺体が入った墓が暴かれる様子が、動画で撮影され、ネットに流れてセンセーショナルを巻き起こす。
そこで、主人公が働く大学で取った対策は、「同性愛者であると思しき人物を講義で取り上げてはならない」ことだった。
セネガルの国民の90%以上はムスリムであることを初めて知った。
国と宗教とセクシュアリティ。
どれだけ「違う」のかと思って読んでみると、思っているより「分かる」というか。
それを、生まれ持った環境や教育に由来するものだから変えることが難しい、と言って済ませてしまうことは、自分にもあると思う。
「もう一度言うけど、この国ではヒューマニズムよりももっと強固な信念が求め