野添文彬の作品一覧 「野添文彬」の「大田昌秀―沖縄の苦悶を体現した学者政治家」「沖縄県知事―その人生と思想―(新潮選書)」ほか、ユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 人気順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 大田昌秀―沖縄の苦悶を体現した学者政治家 4.5 社会・政治 / 政治 1巻1,078円 (税込) 沖縄戦で鉄血勤皇隊として死線を彷徨い、戦後は早稲田大学、米国に留学、琉球大学で沖縄戦・沖縄学の教鞭を執った大田昌秀。米統治下から論壇で活躍し、1990年、知事当選後は米軍基地問題と対峙する。 冷戦終結後の新たな日米関係が求められる中、米兵による少女暴行事件が勃発。高揚する民意と日本政府との間で解決を模索するが、3度目の知事選で敗北する。 100冊以上の自著で沖縄の苦悩を記し、沖縄現代史と共に歩んだ生涯。 はじめに 第1章 沖縄戦という原点 1 久米島の秀才 2 沖縄師範学校への進学 3 鉄血勤皇隊としての戦争体験 第2章 本土、米国への留学――1950~56年 1 収容所から沖縄文教学校へ 2 早稲田大学での「日留」 本土の解放感 3 「米留」の2年間 強烈な民主主義体験 第3章 日本復帰論高揚のなかで――琉球大学時代① 1 沖縄人意識の探究 「事大主義」問題 2 日本国憲法下への復帰支持 3 復帰論の思想的位置 「反復帰論」、進歩派との距離 第4章 復帰後、沖縄学の批判的継承――琉球大学時代② 1 アイデンティティの模索 復帰直後の課題 2 戦後の沖縄学 沖縄戦・占領史の追究 3 「積極的平和」への共鳴 第5章 沖縄県知事の第一期――1990~93年 1 出馬の決断と勝利 少数与党の議会運営 2 軍用地強制使用問題と三次振計 3 平和行政の展開 戦後50周年への拠点づくり 第6章 沖縄からの異議申し立て――1994~96年 1 戦後五〇年目の「転換」を目指して 2 少女暴行事件と代理署名拒否 3 日本政府との攻防 基地返還の具体化構想 4 普天間飛行場の返還合意と苦渋の決断 第7章 大田県政の挫折――1996~98年 1 橋本首相との関係 官邸主導の経済振興へ 2 失速する県政 吉元副知事の再任否決 3 普天間移設問題の迷走 4 橋本首相との断絶、知事選敗北 第8章 晩年と死 1 再び研究活動へ 2 参議院議員時代 問い続けた「沖縄とは何か」 3 沖縄独立論への傾斜 おわりに あとがき/主要参考文献 大田昌秀 略年譜 試し読み フォロー 沖縄県知事―その人生と思想―(新潮選書) 3.5 ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 1巻1,760円 (税込) 「基地か経済か」「政府との対立か協調か」――沖縄は常にこの二分法で語られてきた。しかし歴代の県知事たちは、保守であっても時に首相を鋭く批判し、革新であってもしばしば官邸と協力した。屋良朝苗、西銘順治から翁長雄志、玉城デニーまで8人の肉声から、単純化された保革対立では見えない沖縄問題の深層を読み解く。 試し読み フォロー 終わらない戦争 沖縄が問うこの国のかたち【特別版】 - 社会・政治 / 政治 1巻660円 (税込) 【WedgeONLINE PREMIUM】 終わらない戦争 沖縄が問うこの国のかたち【特別版】“ かつて、日本は米国、中国と二正面で事を構え、破滅の道へと突き進んだ。 世界では今もなお、「終わらない戦争」が続き、戦間期を彷彿とさせるような不穏な雰囲気や空気感が漂い始めている。あの日本の悲劇はなぜ起こったのか、平時から繰り返し検証し、その教訓を胸に刻み込む必要がある。 だが、多くの日本人は、初等中等教育で修学旅行での平和学習の経験はあっても、「近現代史」を体系的に学ぶ機会は限られている。 かのウィンストン・チャーチルは「過去をさかのぼればさかのぼるほど、遠くの未来が見えるものだ」(『チャーチル名言録』扶桑社、中西輝政監修・監訳)と述べたが、今こそ、現代の諸問題と地続きの「歴史」に学び、この国の未来のあり方を描くことが必要だ。 そこで、小誌では、今号より2号連続で戦後80年特別企画を特集する。前編では、戦後日本の歪みを一身に背負わされてきた「沖縄」をめぐる諸問題を取り上げる。 この記事は月刊誌『Wedge』2025年7月号特集「終わらない戦争 沖縄が問うこの国のかたち」の記事を厳選し、同誌2025年9月号の「沖縄との和解は国家の使命 新たな日米関係で対中抑止を」(飯塚恵子)を加えた特別版です。 Part 1 新連載 あの熱狂の果てに 近代システムの矛盾が露呈 沖縄問題は〝解決〟できるのか 與那覇 潤 評論家 map 果てしなく広がる大海原 地図から読み解く離島と本島 編集部 Part 2 不条理、葛藤、苦悩……政府と対峙してきた歴代知事 野添文彬 沖縄国際大学法学部 教授 Part 3 沖縄戦を生き抜いた 八原博通の軍人人生が物語ること 前田啓介 読売新聞文化部 記者 CHRONOLOGY いくつもの「世」があった沖縄の歴史 編集部 Part 4 【Q&A】なぜ沖縄ばかりに? 米軍基地が持つ「2つの顔」 川名晋史 大東文化大学法学部政治学科 教授 Part 5 増え続ける米軍駐留経費負担 日本が持つべき交渉カード 山本章子 琉球大学人文社会学部 准教授 Column 1 エンターテインメントでみる「米軍基地問題」 編集部 Part 6 転換期を迎える観光産業 沖縄発で好循環を生み出せるか 編集部 Part 7 日本の低生産性打破へ 沖縄経済の新たな挑戦 編集部 Column 2 「島」だからこその苦労と工夫 日本の縮図・沖縄の電力事情 編集部 Part 8 本土とは異なる「貧困」 社会全体で若年ママの支援を 編集部 Part 9 中国という存在を抜きに「沖縄問題」は語れない 岡本隆司 早稲田大学教育・総合科学学術院 教授 × 富坂 聰 ジャーナリスト Part 10 ルポ・南西防衛の最前線 ハードとソフトで有事を防げ 編集部 opinion 琉球弧からの〝サイン〟を掴み かつての「悲劇」を繰り返すな 編集部 OPINION 沖縄との和解は国家の使命 新たな日米関係で対中抑止を 飯塚恵子 読売新聞編集委員 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 野添文彬の詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> 大田昌秀―沖縄の苦悶を体現した学者政治家 社会・政治 / 政治 4.5 (2) カート 試し読み Posted by ブクログ 責任を回避し、周辺に負担を押し付ける姿勢は帝国主義そのものであり、戦後は決して終わっていないと感じる。多数の悪意とも言えるものと格闘した人生に敬意を持った。 0 2025年09月18日 大田昌秀―沖縄の苦悶を体現した学者政治家 社会・政治 / 政治 4.5 (2) カート 試し読み Posted by ブクログ ネタバレ 大田本人がいろいろな本を執筆しているのでそれは読まれているが、大田本人について書かれたものはあまりないのかもしれない。 沖縄と関連することについての論文を書こうと思っている学生や沖縄についてのフィールドワークの書籍を読むときにはその基礎的な知識としてこの本が薦められる。 0 2025年09月27日 沖縄県知事―その人生と思想―(新潮選書) ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 3.5 (2) カート 試し読み Posted by ブクログ 歴代の沖縄県知事の考え、立場について簡潔に纏まっており、改めて沖縄の米軍基地問題を考える良い機会になった。 0 2023年02月07日 沖縄県知事―その人生と思想―(新潮選書) ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー 3.5 (2) カート 試し読み Posted by ブクログ 淡々と、戦後の県知事の動向を描くものであったけど、そこから見えてくるのは、戦後問題の解決しがたさである。 「基地」や「経済」だけでは読み解けない対立の真相と本書帯に書いてあり、それはその通りである。 しかし、本書を読んで思ったのは、「基地」や、その交渉の大きな手綱となっている「経済」が、対立の真相でもあるという厳然たる事実である。 なぜ押し付けられるのか、なぜ改善に向けて動かないのか。「民意」を無視されるという事実を、一国民としてどう考えればいいのか。 沖縄の問題を考えることは、日本の政治の問題を考えることでもあるのだなあと思う。 0 2023年01月15日