作品一覧

  • 化け猫侯爵の花嫁

    化け猫侯爵の花嫁

    小説・文芸

    -
    1巻950円 (税込)
    身分違いの求婚の思惑は!? 元旗本で士族の出の宙子のもとに、侯爵家の嵯峨野忠臣から縁談が舞い込む。嵯峨野家に伝わる“化け猫騒動”の逸話もあいまって、なにか裏があるのではと怯えながらも、嫁いだ宙子は優しい忠臣に心惹かれていく。ある日、社交界で知り合った女学生たちとこっくりさんをしたことがきっかけで、身の周りで怪現象が起き始め……。怪異と因縁が交錯する妖しき婚姻譚。文庫書き下ろし。
  • 後宮の蝶は妖しく舞う

    後宮の蝶は妖しく舞う

    小説・文芸

    3.7
    1巻750円 (税込)
    はじめて後宮小説を読むならこの1冊! 「後宮」――そこは、華麗で妖艶な輝きを放つ世界。 死んだ武官の幽霊騒動の真相究明に奔走する皇后付の記録士。――「後宮の怪聞は蜜の味」天花寺さやか 帝への呪詛を祓うべく白羽の矢を立てられた「霊応の才」を持つ女房。――「十式部日記」三川みり 毒殺の手法を、殿下(チョナー)に謎めいた言葉で残す淑媛(スグォン)。――「夜明(やめい)」小野はるか 招聘したまじない師とともに、蠱毒(こどく)をつくり呪殺を企む皇后。 ――「皇后の花園」伊勢村朱音 国君(こっくん)への献身が胸を打つ、妖魚の娘と噂された姫。――「金の鱗を持つ娘」白川紺子 陰謀や嫉妬の渦巻く後宮を、明晰な頭脳と大胆な行動力で生き抜く女性たちを描いた五編を収録。全編新作書き下ろしの文庫オリジナル・アンソロジー。
  • 大正いろどり契約めおと 京都で神さまと子育てします

    大正いろどり契約めおと 京都で神さまと子育てします

    小説・文芸

    -
    1巻946円 (税込)
    大正末期の京都。勤めていたカフェを無実の罪で解雇された沙黄は、 鴨川べりで途方に暮れていた。 そこに龍野青洲と名乗る美青年と、幼い男児が現れる。 成り行きで彼と話すうち、沙黄は思わず「みじめ」という本音を言ってしまう。 するとそれは憂いの色味を帯びた砂となり、彼の持つ小瓶に吸い込まれた。 なんと彼は不思議な力を持つ「龍神」らしい。 そしていきなり沙黄に「子供の母親になってほしい」と契約結婚を提案し……。
  • 姫君と侍女 明治東京なぞとき主従

    姫君と侍女 明治東京なぞとき主従

    小説・文芸

    3.8
    1巻704円 (税込)
    時は、明治5年の東京。 日本橋の大店の娘で15歳の佳代(かよ)は、旧大名深水家のお屋敷で、美しいが風変わりな姫君・雪姫(ゆきひめ)の侍女として行儀見習いの奉公をしていた。 だがその春、湯島聖堂博覧会で展示されていた徳川家康愛鳥の鷹の掛け軸が消えた。 掛け軸の預け主で、最後に会場に入って観覧していたのは深水家。 その中に盗人がいるのではと疑ったポリスが屋敷に乗り込んでくる。 お家の一大事に、持ち前の頭脳で立ち向かうは雪姫。 そして、佳代も隠していた天才的な絵の才能――目に見たそのままを絵に描く力を発揮することになり……! 幕末維新の動乱の名残り色濃い東京で、姫君と侍女がともに抱く大きな夢とは――? 主従バディが新しい時代に躍動する、胸のすく青春なぞとき物語! 第7回角川文庫キャラクター小説大賞〈優秀賞〉〈読者賞〉ダブル受賞作!!

ユーザーレビュー

  • 後宮の蝶は妖しく舞う

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全体としての評価☆☆☆☆☆
    とても読み応えがある内容だった。後宮を舞台にした歴史ファンタジーで、当代の人気作家の競作オムニバスの第二弾。第一弾もそれなりに読み応えがあったが、第二集となる今作は更に内容が充実していたように思う。大変魅力のある企画なので、是非、続刊も期待したい。

    一つ一つの物語について言及したいところなのだけれど、今回は的を絞って特に印象深かった作品についての感想にとどめたい。

    ☆「夜明」 小野はるか作
       いわゆる李氏朝鮮王朝を舞台にした韓流もので、中華ものが多い中で、異彩を放っていた。個人的ではあるが、自分も同じジャンルの作品を書いているので、大変興味があった。お恥ずかしい話なのだけれど、実のところ、この時代を舞台にした韓流ものを読んだのはライトノベルに限定すれば、初めてである。とても学ぶところが多かったと共に、楽しく読めた。
       
    ☆十式部物語 三川みり作
       こちらも中華ものが多い中では珍しく、日本の平安時代を舞台にしている。どうしても大河ドラマの世界を想像してしまった。名家の姫君は父親と一族の期待を一身に担い入内する。政略で結ばれた帝は冷淡で、他の女君をこれみよがしに寵愛しても、嫉妬さえ許されない。可憐な笑顔の裏で降り積もる情念を短編という制約がある中で見事に描いていると思った。これだから、女性は怖ろしいと言われるのかもしれない。

    ☆皇后の花園 伊勢村朱音作
      一見、冷徹で非情とされる皇后の意外な優しさや、人間らしさが胸を打つ作品。宦官と皇后の男女の情を介在させない不思議なつかの間の心の触れあいが最後、心に迫った。

    ☆金の鱗を持つ娘 白川紺子作
      これは、もうベテランらしい大変重厚でありながらも、読者を最後まで飽きさせない構成、物語になっている。
      読み終えた後、不思議な夢の世界から抜け出したような浮遊感を感じる。古典的な香りもする佳作。
      この作品をオムニバスの最後にもってきたのは非常に効果的だと感じた。 

    0
    2026年09月14日
  • 姫君と侍女 明治東京なぞとき主従

    Posted by ブクログ

    幕末を経て明治に入ったばかりの時代、倒幕と佐幕に揺れた藩内、燻る佐幕派残党を背景に、複雑な藩の姫と侍女が新時代を歩む物語
    カバー絵が違えば読み手も変わっただろうと思える良作でした!
    でも年配読者の多い時代小説ジャンルに若い人を引き込むには、逆に良いカバー絵なのかも

    倒幕と佐幕、真っ二つに割れた藩、起こる事件の裏に潜む宿悪、哀しくも未来を信じる二人に、晴れ晴れとした気持ちになれました
    面白かったです!

    チラッと思い出したのは大和和紀先生の『ヨコハマ物語』

    0
    2023年01月29日
  • 後宮の蝶は妖しく舞う

    Posted by ブクログ

    後宮や姫を軸とする人気小説を書いている作家による後宮短編集。どの話も粒揃いで面白かった。舞台が同じ後宮でも国や切り口が全く違っているところも面白かった。ただ、私は後宮だと、不運で埋もれている主人公が、才能など見出されて居場所で輝くとか、シンデレラストーリーみたいなのが好きなので、ハッピーエンドばかりでなかったので★4です。
    「後宮の怪聞は蜜の味」天花寺さやか
    小琳は貧しい農民から這い上がり皇后つきの次女となった異色の経歴を持つ。後宮での怪聞・奇聞・醜聞などを聞き集める。実は彼女の本心や能力はまだ他にあるのだが、あるとき集めていた噂からとんでもない真実へ行きつき…。
    「十式部日記」三川みり
    十式部(呪の式部→十じゅう→とおしきぶ)は霊が見える。柊子という美しい皇后を気に入り支えている。
    「夜明」小野はるか
    そこそこいい家に生まれた蓮花は嫁になるよりも野山を駆け回ったり勉強する方が好き。皇帝が嫁を探すため禁婚令が出され、逆に幸いと婚姻選抜を受け、最終試験まで残って花よめには選ばれずとも宮女になろうとしたら、後宮入りしてしまう。
    「皇后の花園」伊勢村朱音
    翠玉妃が死んで隣に血を吸った石があった。妃は子を孕んでいた。その後一人の宦官が井戸に身投げして死んだ。宦官の素月は皇后に呼ばれた。蠱毒を作ってほしいという。
    「金の鱗を持つ娘」白川紺子
    季隗は弦の国王の娘。金の鱗のアザがあり興奮すると金色に光る。柏の成王に嫁ぐ。しかしほったらかしにされたので怒って会いにいく。あなたは意気地なしなの?
    後宮の話なので、中学校から。

    0
    2026年09月04日
  • 後宮の蝶は妖しく舞う

    Posted by ブクログ

    妃同士のいがみ合いや、権力闘争などなど舞台が後宮ならでは。どの作品も良かったし、続きがありそうな作品もあった。

    0
    2026年05月16日
  • 姫君と侍女 明治東京なぞとき主従

    Posted by ブクログ

    ☆3.6

    周さん、めっちゃ頑張れ!敵は手強いぞ!
    佳代ちゃんはこんなにもぶっといフラグをベコベコに潰して歩いてるのすごいわ。
    にぶかわいい。

    雪姫と佳代二人の絆が間違いなく強く結びついて、女性の新しい生き方を目指してゆくのでしょう。

    0
    2025年06月13日

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