柳井はづきの作品一覧
「柳井はづき」の「花は愛しき死者たちのために」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「柳井はづき」の「花は愛しき死者たちのために」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ダークメルヘン再び。
今回もエリスは様々な人を魅了していく。
性別も年齢も問うことなく。
そして、魅了された者たちの最後は全て……
粗筋にあった話以外は、前作の後日談と「カロン」についての物語と作品世界の掘り下げ話となっている。
粗筋にあった話も後日談といえば後日談だけれども、ちょっと他の話2つが性質が違うというか。
特に「カロン」の物語は奥深かった。
伏線は前の話から用意されているので、その違和感に気付けると「おお!?」となるかも。
この作品、時間軸順に各話が配置されている訳ではないので、下手すると時間軸が大幅に前後するので注意が必要。
でないと、ミスリードに引っかかる。
ポイントは没個性
Posted by ブクログ
決して腐敗しない死体の少女エリス。
彼女は年齢も性別も関係なく相手を魅了していく。
墓守の青年。
成金貴族の息子。
香油用の花を摘む少女。
そして絵描きの男性。
誰も彼もエリスの魅了からは逃れられない。
その先に例え破滅が待っていたとしても。
奇跡的にその魅了から逃れられたとしても、その先に待つのはまた別の呪いだ。
飢えて飢えてたまらなくなり、そしてエリスを次の「語り手」へ委ねるようになるのだ。
これもまた、人としては破滅なのかもしれない。
そんなエリスに魅了され、そして破滅していく人々の物語。
胸に重くのしかかるのは墓守のお話。
美しいのは少女の話。
そして狂気の話は貴族の彼、そして友情か