平松謙三の作品一覧
「平松謙三」の「黒猫ノロと世界を旅した20年」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
「平松謙三」の「黒猫ノロと世界を旅した20年」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
Posted by ブクログ
部屋の模様替えをしただけでもストレスになると言われている猫と世界を旅行なんて、猫ちゃんどこか無理してない?と恐る恐る読み出したが、なんのなんの!好奇心いっぱいの表情で世界を旅するノロの姿と、そこに垣間見える飼い主さんとの深い信頼関係に、とても幸せな気持ちになった。トルコ→ペットボトルを回収箱に投入すると猫の餌が落ちてくるマシーンがある、ドイツ→アニマルシェルターが確立していて町に野良猫がほとんどいない…といった各国の動物をめぐる進んだ取り組みも興味深い。「ノロの思慮深い行動に驚かされることが増えて、猫だからとみくびって考えないようになった。ノロの行動というのは、ノロなりの理由や理屈、気持ちから出てくるものであり、リスペクトを持って接すれば、もっと深く理解し合える」私も3匹の飼い猫とこういう関係でありたい。そして「好きと思える場所に住み、生活をなるべくシンプルにする。興味のあること、今やらなければならないことだけに集中する。常に好奇心と美意識を持って、自分の頭と身体を使って、課題や問題をひとつひとつ解決していく」という生き方も猫ちゃんみたいで素晴らしい。余談だが、京都府南丹市が以前「にゃんたん市」プロジェクトを発足、猫と泊まれる宿泊施設や撮影スポットを設けるなどの施策を打ち出し炎上していたことを思い出した。ノロはかなり特別な猫だ。猫ブームに乗った浅はかな町おこしは失笑だが、何か猫が幸せになる取り組みを広げて行ってほしい。