作品一覧

  • 民俗学入門

    民俗学入門

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻1,056円 (税込)
    普通の人々が営む日々の暮らしを深く知り,驚く.人生と生活の細部に直に触れ,世界の奥行きに畏怖しながら,複数の歴史を「私(たち)」からつかみ出す.繰り返される過ちから目をそらさず,よりよい未来を考えたい.これが民俗学のエッセンスである.「人間にかかわることすべて」に開かれた,野心的な「共同研究」への誘い.

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  • 柳田国男と民俗学の近代 奥能登のアエノコトの二十世紀

    柳田国男と民俗学の近代 奥能登のアエノコトの二十世紀

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,925円 (税込)
    「民間の新嘗祭」と呼ばれる奥能登のアエノコト.稲作民族の原点を伝えるとされるその姿は,じつは,激変する戦後日本の中で柳田国男とその門下たちによって「発見」されたものだった.フィールドとテクストに働く政治と修辞を徹底的に読み解き,アエノコトを「二十世紀の物語」として再考する.(解説=佐藤健二)

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ユーザーレビュー

  • 民俗学入門

    Posted by ブクログ

    柳田國男著『遠野物語』を興味本位で読み、民俗学をかじってみたいな〜と思いこの本を手に取りました。

    読む前は、そもそも民俗学ってなんだろう?とふわふわしていたのですが、おすすめの本や、実際にアンケートという形でいわゆる各地方の風習などを知ることができ、次に読みたい本と具体的な実践方法を知ることができました。

    また、あまり学問本を読み慣れてない私でも読みやすく分かりやすい説明がなされていたので助かりました。

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    2024年02月17日
  • 民俗学入門

    Posted by ブクログ

    かの有名な柳田國男が、その礎を築き上げた学問である。

    本書は、衣・食・住・働く・運ぶ・取り替える(交換する)という、極めて現代人的な、「営み」を背骨として、平易な言葉と、広範にわたる実例を元に「民俗学」を解説した入門書である。

    筆者のプロフィール欄に、身長186センチと記されているのは、不思議に思うが、北海道出身の中年の大男が、関西で四苦八苦しながらも、民俗学を教えてきた集大成がここにある。

    筆者は冒頭で「民俗学とは、人々の「せつなさ」と「しょうもなさ」に寄り添う学問ではないかと思っている。《中略》「せつなさ」とは、人々がそれぞれ生きる時代や地域や状況のなかで、ひたむきに忍耐と工夫を重ね、一生懸命に「日々の暮らし」を営んでいることへの感嘆と賛辞である。その一方、そうした人々が、しばしば心無い差別や抑圧や暴力の被害者となり、逆に加害者となり、あるいは無責任な傍観者となる。そして、その過ちに学ぶところなく、あるいは、学んでもすぐに忘れてしまい、また同じ過ちを繰り返す。そういった人々が抱え込む「しょうもなさ」も残念なことに認めざるをえない私たちの世界の一面である。(i頁より引用)」と述べる。

    それこそ、今現在、世界を揺るがしているプーチン大統領によるウクライナ侵攻はまさに、「歴史に学ぶことなく、あるいは忘れた帰結として」起こっているといえる。

    そんな人間社会を生きることは、迷いや不安、恐怖に溢れたものであると同時に、喜びや感動、そして希望も多分に含んだものだと思う。

    そうであればこそ、「私たち一人一人のささやかな生きざまそのもの」を「資料」=「研究材料」とする民俗学の入り口に立ってみることは非常に有益である。

    本書を読むことで、普段何気なく見たり聞いたり味わったりしていることから、驚くほど深淵な世界が垣間見える。

    さて、ここで大学について感心する記述が後半にあったので、やや唐突な感はあるものの、引用しておきたい。「役に立つ研究を志すことが間違いとはいわないが、役に立たない研究が必ずしも悪いわけでもない。そういった役に立つ/立たないという区分を一旦棚上げして、事実と論理の前に跪いてみる。そうやって、森羅万象(universe)に対する普遍的な(universal)知識を生産し、公開し、更新し、蓄積する。そのことを通じて、結果的に一定の確率で「役に立つ知識」を提供することが、「制度」としての「大学university」ないし学問の存在意義であると筆者は思っている。(220~221頁より引用)」
    という記述だが、「世の中にある多くの物事」もそうであると改めて思わされる。

    一見、なんの意味も持たないような経験が、たちどころに思い出され、思いがけない出会いや解決策に繋がった経験が皆さんにも私にもあると思う。

    何事にも、効率やスピードが要請される現代であればこそ、本書のように「答えの出ない議論を、答えはありませんが、興味深いですよね?」と馬鹿正直な姿勢で我々に語りかけてくれる本は、なおのこと価値を帯びる。

    帯にもあるように、答えをくれる本ではないが、きっと皆さんの期待を裏切らないと思う。オススメする。

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    2022年03月14日
  • 民俗学入門

    Posted by ブクログ

    民俗学の本は僕から見て、遠くの話から近めの話まで色々あるようだ。この本も面白かった。もしかしたら世代の感覚があるのかもしれない。はっきりわけないにしても、80年代以前を知っているかどうかは違いがありそうな気がする。民俗学のことを考えると世代間断裂は、わたしたちのいたところを失ってしまうのではと心配になる。これから生きる人たちに、あったかもしれない人生を想像することも知ってほしい。画面上で名詞を共通するなかまが集まることばかりが過去未来の共有ではないし、むしろ名詞[識別]付けで自分を規定してアバター化することから脱するために。この世は平坦なときをぬっていくものではないと、民俗学の入門で感じられると思った。勉強も現実もアナログで、勝手に動いている。

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    2022年02月19日
  • 民俗学入門

    Posted by ブクログ

    「民俗学とは、人々の「せつなさ」と「しょうもなさ」に寄り添う学問ではないかと思っている」

    「私たちは、いまこの瞬間に語りながらも、その大部分は自分ではない過去の人々が作り、使い、伝えてきたものだ。このように、私たちの日々のふるまいは、いま現在の出来事でありながら、本当に自らの発明発見である部分はごくわずかで、その大部分を過去の人々に依拠している。私たち自身が「歴史」を宿した「資料」であるというのは、このような意味においてのことだ。」

    「近代家族は、マーケティングのど真ん中に位置付けられていたのだ。」

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    2026年07月27日
  • 民俗学入門

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    むちゃくちゃ面白かったー!
    興味はあるものの何を学ぶ学問なんだろうと漠然としていたが、学びの終着点も分かったし追求する方法が他の分野とは異なると知れたのも大きかった。私だったら何にフォーカスするだろうなぁと考えながら読んだ(今は苗字について調べたい気分)。それが出来るのも、今を生きる私たち自身が資料となるからだろう。

    菊池先生の他の本も読みたいし、宮本先生の「忘れられた日本人」も読みたいし、興味のある事柄にフォーカスしてみたいし。学びの幅が広がって嬉しい。

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    2025年07月12日

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