労働力不足は20年後約20%減少。ニーズの多様化によりトラック積載効率は20年前に比べ25%低下している。これに加えて温室効果ガス排出量の課題、物流クライシスを乗り越えるには、スマート物流化が必要だ。
本著は内閣府の戦略的イノベーション創造プログラムにおけるスマート物流サービスプロジェクト。中でも
...続きを読む、荷物データを自動収集、自動荷卸し技術のチームが開催したシンポジウムの基調講演を含む内容の文字起こしだ。
臨場感が伝わるが、挨拶が冗長に感じたり、重複内容が余計に感じるかも知れない。しかし、この問題が差し迫っている事がよく分かる内容。単に物流DXといっても、既にピッキングや配車、倉庫管理はIT化も進んでいる。これ以上を求めるなら、その個々のデータを横断的に活用する枠組みなのだろう。
空で走行するコンテナトラックの無駄を失くせ。こういうモノは案外多い。例えば飛行機の預け荷物。個人の権利を100%活用していない。平日に使用しない自家用車。自宅の空き駐車スペース。空き住居。遊休設備。ニートや暇な時間、暇な人たち。全てを活用するなら、窮屈な世界だ。だけど、少しずつ余裕を分け合う事はできるはずで、お金に付託されぬ再分配には、まだ可能性がある。