今年、とてもつらく感じたニュースがありました。その中でぱっと目にとまり、読んだ本です。
私にとってはなのですが、今年読むことができて良かったと感じました。
「人を亡くすという体験は、自分の身体を奪われる体験と一緒」というくだりがあり、
自分なりの理解なのですが、
外傷におきかえてイメージしてみると
...続きを読む、(私は)突然身体半分が引きちぎられたような状態で、悲しみやショックもあったんだなと、あらためて思い返すことができました。
そんな身体で、仕事に行っていたんだな、それは苦しいことだったよね、ともあらためて思うことができました。
心に残った箇所です。
「喪失体験をきっかけに湧き出た感情で、心の風船はいっぱいいっぱいになっている。その感情や想いを吐き出せないのは、心が便秘をおこしてしまうのと似ている」
「欠ける、傷ができる。そのことに対して、金継ぎした器は作品、作成者によって、元の価値の何倍もの値がつくこともある。そんな見方もできる」