ユーザーレビュー アメリカン・スナイパー クリスカイル / ジムデフェリス / スコット・マキューエン / 田口 俊樹・他 イラク戦争の最前線で狙撃手として従軍した兵士による、リアルすぎる戦記。SEALという舞台の内実や、実践時の心境や作戦上のネタを、多少の検閲を経たもののほぼそのまま記している。とにかく強烈。 敵の射殺に対する良心の呵責は一切ない、と言い切るところにまずドカン、と来た。喧嘩やいじめ?など不明な感覚も...続きを読むあり、何かと感情が揺さぶられる。兵器の解説も具体的で、日本の本ではまず記されないだろう(マニア系であるか)。 退役後、会社を興すが、まさかの結末を迎えたところもまた小説のようで、何とも言えない感覚を残す。 Posted by ブクログ アメリカン・スナイパー クリスカイル / ジムデフェリス / スコット・マキューエン / 田口 俊樹・他 原書房の単行本を読みたかったのだが、映画化と同時に文庫発売をネットで見つけ、思わず発売日に本屋に買いに行った作品。ハヤカワありがとう! エリート特殊部隊の兵士としてイラク戦争に参加し、史上最高の狙撃記録を樹立し、トラウマや家庭の再生を描いた兵士のドキュメント。 ミリオタを喜ばせるだけでなく、実際...続きを読むに使用したライフルや服装、装備を丁寧に説明し解説している。 敵を殺したことよりも、戦友を救えなかったことを悔やむトラウマに苦しむ状況を述べている。 この作品が本当に優れているのは、若干の時間的ズレがあるのだが、妻の証言があり、夫婦・家庭の再生を描いたこの描写に、より深みが増している。 Posted by ブクログ アメリカン・スナイパー クリスカイル / ジムデフェリス / スコット・マキューエン / 田口 俊樹・他 先に映画を見た。映画とはかなり違うが、これはこれで興味深かった。特に、派遣中と本国での心境変化や、敵、味方そして自分自身の死生観や描写が『本物』なので、本を読むことで少しだけ追体験できた…かな。 Posted by ブクログ アメリカン・スナイパー クリスカイル / ジムデフェリス / スコット・マキューエン / 田口 俊樹・他 イラク戦争で活躍したスナイパーの生涯 ドキュメンタリーで多数のイラン人を射殺した男の話だが、戦争のある断面をみることからは価値はあるかも。 Posted by ブクログ アメリカン・スナイパー クリスカイル / ジムデフェリス / スコット・マキューエン / 田口 俊樹・他 同名映画の原作。 ちょこちょこ心配する奥さんの回想が挟まれている。 これがアメリカで模範とされる理想の家族像の一つなのだろうか? 映画では戦場のトラウマに苦しむ姿がクローズアップされていたが、原作はそうでもない。 監督のクリント・イーストウッドは帰還兵のPTSDに関心があるらしいのでその影響でしょ...続きを読むう。 アメリカが中東で苦戦する大きな要因はイスラム教です。 平定するということは人の心を変えるということで、ある意味改宗させるのに近い。 人権意識が高まった結果、街ごと燃やすようなことができなくなり、一人一人を説得するとなると時間がかかるのです。 物理対物理なら絶対負けないアメリカが手こずるのも無理はない。 Posted by ブクログ 田口 俊樹・他のレビューをもっと見る