マイケル・ボンドの作品一覧
「マイケル・ボンド」の「くまのパディントン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「マイケル・ボンド」の「くまのパディントン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
言わずと知れた名作。「暗黒の地」ペルーから密航者としてやってきたクマ。パディントン駅と同じ名前を得たクマは、如何にもこうにもトラブルメーカーで、面倒を見てくれるブラウンさん一家もハラハラしっぱなし。でも、憎めない。それどころかブラウンさんたちは愛情いっぱいに彼と接しているのだ。
菓子パン、はじめてのお風呂、百貨店で服を買う、芝居を見る。おそらく子どもであれば大抵の子がワクワクするであろう出来事が、次から次へと語られる。自分と重ねるように読んでいくと童心に還り、心からああ、楽しかったとすら思う。
パディントンと一緒の家族になった気になって、楽しく過ごした時間だった。強烈に残る『追体験』は、確かに子どもたちの心に深く刻まれ、人生の何処かでふと色味を帯びてくるものだ。この本にはその力がある。
Posted by ブクログ
松岡享子さんの翻訳がとても上品でいい。ブラウンさん家族の言葉づかいもパディントンの話し方も古き良き日本語という感じ。今の時代の子どもたちに手渡したい本。ロンドンの上流階級の暮らしやイギリス式のお茶の時間など、海外の生活や文化に触れることもできる。パディントンを家族として迎えるブラウン一家のおおらかさと明るさと愛情があふれている。何しろ、くまのぬいぐるみではなく、本当のクマを家族にしているんだから。クマが人間の言葉を話すのに、誰もびっくりしない物語の世界が好きだ。シリーズ全部読んでみたい。パディントンが話す「暗黒の地ペルー」から救命ボートに乗ってロンドンにやってくるという身の上話は何とも憂いを帯びていてる。「老グマホーム」にいるルーシーおばさんのことも気になるところ。それにしてもパディントンは素直で愛らしい。最後の章、パディントンの誕生日が1年に2回だというエピソードが女王様と同じだとは知らなかった。次から次へと巻き起こす騒動の一つ一つがハッピーエンドで解決する点はきっと子どもたちは満足するだろう。