吉田将之の作品一覧

「吉田将之」の「魚だって考える」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 魚だって考える
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    実験に使う魚は自分たちで釣ってくる。実験器具はほぼ手づくり。研究の現場は、常に汗と涙にまみれている。トビハゼの機嫌をとり、イイダコをけしかけ、魚が考えていることを知りたい先生と学生たちの、ローテクだけど情熱あふれる、広島大学「こころの生物学」研究室奮戦記。

ユーザーレビュー

  • 魚だって考える

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  サカナの脳は小さいか
    第2章  サカナは臆病だけど好奇心もある
    第3章  ゼブラフィッシュは寂しがり
    第4章  サカナの逃げ足
    第5章  恐怖するサカナ
    第6章  サカナも麻酔で意識不明?
    第7章  各方面に気を配るトビハゼ
    第8章  眼を見て誰かを当てるの術
    第9章  サカナいろいろ、脳いろいろ
    第10章  ハゼもワクワクするか
    第11章  飼育は楽し
    第12章  スズキだって癒やされたい

    <内容>
    広島大学のサカナ研究室の吉田先生と学生、院生の活動記録だね。鳥取環境大の小林先生とか、生物系の大学の研究室の活動記録って、結構面白い(当のメンバーは苦労して実験してるんだろ

    0
    2024年06月26日
  • 魚だって考える

    Posted by ブクログ

    私もかつて修士課程の学生として
    ゼブラフィッシュを使った研究を
    していた。魚に思考があるか、とか
    考えたこともなかったが、当時そんなこと
    も考えながら研究をしたらもう少し
    楽しんで取り組めたかもしれない。

    それはさておき、
    読んでいて面白いなと思ったところは
    サカナの逃げ足の項目と
    眼を見て誰かを当てるの術の項目

    サカナは敵を見てあっちに逃げようと
    考えているわけではなく、反射で
    動くらしく、人間が網ですくう
    スピードなんて目じゃないくらい
    早く反応することが実験で実証されていた。

    また、お金のない研究室でも有効な
    各魚の個体識別をどうやってするかを
    サカナの眼の虹彩の観察をすることで

    0
    2024年06月10日
  • 魚だって考える

    Posted by ブクログ

    傷から警報物質としてフェロモンを出していると知って驚いた。他の個体を守るための機構として効率が良い。
    わずかな殺虫剤や重金属、pHの変化はシグナルへの感度を低下させると知って、改めて化学物質は適切に処理しないといけないなって思った。
    脳の分野の大きさによってその種が何に秀ているか(嗅覚、視覚など)がわかる

    0
    2023年02月02日

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