橘伊津姫の作品一覧
「橘伊津姫」の「意味がわかるとゾッとする話 3分後の恐怖」「世界の神々と四大神話」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
いつもの日常。でもなにか少し違う気がする。それが何かはわからないけれど、多分何か非日常的なことが起こる。それがいいことなのか悪いことなのかはわからないけれど……。
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汐文社から出ているイミコワ系の本の第一期の二巻目。これでこのシリーズはとりあえず読み終えた。今回も怖い話、暗号によるギミック付きの話など色々な話が楽しめた。長さもちょっと怖い目にあいたいなというときには程よい感じである。
お気に入りの話は「まえぶれ」、「遺品整理」、「廃ホテル」。これは読みながら情景を思い浮かべて鳥肌が立った。何とも言えぬ不気味さである。ここで書かれた情景が今後起こるよくない事の前触れであるなら、よほど邪悪な何かがこの土地に流れてきたに違いない。何とも身震いする話だった。「遺品整理」は祖父の遺品とその遺品に隠された因縁めいた物に関する怖い話。語り手はその遺品に何か感じるものがあったのか、はたまた因縁に引き寄せられたのか分からないが、変な因果に組み込まれる事態にならなければいいが。
しかし、手をくわえられたその物というのはなんとも気味が悪い。「廃ホテル」は実際には見舞われたくない恐怖体験。廃ホテルに肝試しに行くこと自体がそもそも嫌だが、そこで起った怪異もなかなかなものである。語り手達はなかなか冷静だが、私だったら衝撃の新事実を知った時点で脱兎のごとく逃げ出している。この認識の中にまで入り込んでくる怪異怖すぎる。全体的に恐怖度が高かった印象。3分で怖い体験ができるなんていい時代になったというものだ。引き続きこのシリーズの第二期を読み進めていこうと思う。
Posted by ブクログ
日が沈みかけた夕暮れ時。世界が暗闇に飲み込まれるその時間帯は現世と幽世の境界がとても曖昧です。すれ違ったさっきのあの人は果たしてこの世の人でしょうか?
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先日読んだ汐文社のイミコワ系のホラー短編集。この本がこのシリーズの正真正銘の1冊目である。物憂げな表情を浮かべたセーラー服の少女が彼岸花をもって雨の中佇んでいるという不気味な表紙が非常に不気味さを醸し出している。全体的に前回読んだ3巻目と比べると恐怖度は高め。また、ギミック付きの話などもあり趣向の凝った話もあって楽しめた。お気に入りの話は、「古い小学校」。これは、個人的には怖さより寂寥感を感じる話。最後まで読んで結末を知った瞬間は確かにちょっと怖いが、その怖い部分を担っている者たちが過去のもので、まだそこにあると思うとちょっと切ない。「パーキングエリア」という話は次々と陥れようとする幽霊の悪意が陰湿で怖かった。あと、「海水浴」という話も悪意がある幽霊が出てきて嫌だったなぁ。 「暗闇の先」は想像力が掻き立てられる怖い話だった。
主人公は視認できていないが、人間をおそれさせる幽霊ですら怖がる何かとはいったい……。3分で読み終えられる短さだからこそ、不気味さと怖さが凝縮されている。イミコワ系なので想像力をフルに使って読むと面白い一冊だった。