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「小林敏男」の「邪馬台国再考 ――女王国・邪馬台国・ヤマト政権」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小林敏男」の「邪馬台国再考 ――女王国・邪馬台国・ヤマト政権」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
畿内ヤマトと北部九州ヤマト、ふたつのヤマトを想定し、魏志倭人伝の記述は両者を同一のものとする誤解によって成ったという説。
前者(畿内纒向)が邪馬台国で後者(筑後山門)が女王国として存在するが、
卑弥呼や壱与がいたのは女王国、使訳の通ずる所の国々が盟主として頂いたのも女王国であり、魏志(陳寿)が記述を意図したのも女王国のほうであるという。魏に遣使したのは卑弥呼・壱与なのだから当然そうだろう。
一方の畿内ヤマトは伊都国に一大率を派遣していた程度。一大率と刺史は別のもので、刺史のほうは女王国の配下であるという。
となると、行程記事はともかく、実態的にはこの本は「邪馬台国=九州」説といってもいいと思う