ハエトリグサ、モウセンゴケ、ウツボカズラなどの食虫植物写真絵本です。
葉が閉じて虫を捕えて押しつぶすハエトリグサ、
ねばねばで虫を捕えて巻きつけるモウセンゴケ、
ツボに水を溜めて虫を溺れさせて栄養分を溶かしとるウツボカズラやサラセニア。
ページいっぱいに食虫直物たちの大きな写真が出ていて、虫の捕まえ
...続きを読む方、栄養の取り方、種からの成長の仕方、生えている場所などの説明文が簡素で分かりやすくインパクト大きく書かれています。
最近小学校の読み聞かせで持って行っている本です。
「虫を食べる草の写真集いくよー」と表紙を見せた時からそれなりの好反応で、低学年にも高学年にも使えます。
捕えられた虫が栄養を吸い取られたり溶かされたり、
最後は中身を吸い取られて殻だけになってしまったような写真まで出ているので、
生徒たちからもなかなかの反応があり、「きもちわるい~~」と言いながらも身を乗り出す生徒、
最初から顔を覆っている女子生徒など様々です。
虫が大好きなある男子生徒は最初から耳を塞ぎ後ろを向いていたので、虫が食べられるのはイヤだったかもしれません。
本の最後で食虫植物たちの新たな種から芽が出て「(食虫植物の)新しい命が生まれる」となるのですが、生徒からは「『(虫たちの)命を奪う』じゃないか…」とのつぶやきが(笑)
そしてその「新しい命」の食虫植物は、小さくてかわいいながらもすでに虫を捕まえることができるという、実に油断なりません。
ちょうど6年生の修学旅行で尾瀬に行くのですが、その時にモウセンゴケがたくさん生えてが場所があったようで、6年生にはその時のことを思い出したようです。