絵は好きだけどどうみたらわからない。
という人に向けて書かれた、美術鑑賞のコツを説く一冊。
著者は美術系ユーチューバーとして活躍しているいとはるさん。
巻末のプロフィールを見たら、若くてキレイな方でした。
西洋美術の53の作品に対して、主役は誰か、どうして空がこの色なのか?ここはどこか?
など、
...続きを読むさまざまな問いかけをしながら美術を学んでいく。
構図、色、筆致、などから画家の表現へのこだわり、美術史の流れ、時代背景、価値観を理解していく。
マネ「笛吹く少年」
ドラクロワ「民衆を導く自由」
レンブラント「目を潰されるサムソン」
ゴッホ、ミレー「種まく人」
マティス「ダンスⅠ」
マグリット「恋人たち」
モネ「睡蓮」
・・・などが掲載。
図柄を沢山配置し、文字も色分けして抑揚をつけたり、2つの絵を並べ、比べることで違いを説いたり、と、読みやすい工夫が凝縮。
若い人や、美術入門者にピッタリの分かりやすい一冊でした。