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「日本原水爆被害者団体協議会」の「被爆者からあなたに いま伝えたいこと」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「日本原水爆被害者団体協議会」の「被爆者からあなたに いま伝えたいこと」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
この岩波ブックレットは、ひまわりめろんさんからの紹介です。ありがとうございます。
2021年の発行、被団協(日本原水爆被害者団体協議会)編です。被団協は、1956年に結成された被爆者が主体の唯一の全国組織で、核兵器廃絶に関わる草の根的活動と国際的な貢献が評価され、昨年末にノーベル平和賞を受賞したのは周知の通りです。
被団協運動のこれまでのあゆみを中心に、原爆がもたらしたもの、未来に向けた踏み出す知恵と勇気の一端を学ばせていただきました。
恥ずかしながら、地理的なこともあり、広島も長崎も足を踏み入れたことがありません。さらに、自分が住むこの地方の県にも、被団協組織があることを知りませんでした。
日本被団協の加盟団体は、かつて全都道府県にあったものの、会員の死亡等で11県で解散または休止しているようです。近い将来、実体験としての証言者がいなくなることを心配してしまいます。
2021年、批准国50か国で「核兵器禁止条約」が発効(2017年国連で採択)するも、世界唯一の被爆国である日本がこの条約に調印・批准していない事実、政府の一貫した原爆被害への国家補償の拒否、アメリカの「核の傘」への依存と忖度など、全く腹立たしい限りです。
それでも長きにわたって決して諦めず、核兵器の反人間性と核兵器廃絶を国内外で訴え続けてきた被爆者の方々には、本当に頭が下がります。
今年は太平洋戦争終結から80年の節目の年ですが、広島・長崎への原爆投下、即ち被爆80年とも言えます。より多くの方が関心を寄せ、『被爆者からあなたに ーいま伝えたいことー』の声が、届きますように…。
※ 小冊子シリーズ「岩波ブックレット」は1982年の創刊。このシリーズ、もっと早く読んでいたら、もう少し広い視野に立った賢い人になっていたかなぁと今更思います。
Posted by ブクログ
2024年にノーベル平和賞を受賞するまで、日本被団協は国内でもそれほど知られていなかったと思う。1956年の結成以来、地道な活動を国内外で続けてきて、国際的に認知されて表彰されたのは素晴らしく、頭が下がる。被団協の目標は、ふたたび被爆者をつくらないこと、核兵器のない世界である。
本来であれば日本政府が主導し被爆の被害を調査し補償すべきところだが、戦後の日本政府は及び腰であった。一部の政治家はその他の戦争被害者と原爆被害者を区別しないという考えだった。
核兵器禁止条約が発効したのは原爆投下から76年後の2021年である。その後の現在も世界に1万発以上の核兵器が存在しているという。それ以上に驚くべきことは、唯一の被爆国日本がこの条約に署名していないことである。米国への配慮だそうだ。
本書を読んで、原爆の被害というのは何代にもわたって続くということ、肉体的な被害だけでなく、大切な人を救えなかったという心の傷、被爆者の将来の健康への不安、など苦しみが一生残ることを改めて認識した。