作品一覧

  • シュトッフェルの飛行船
    3.8
    1巻704円 (税込)
    10歳の少年シュトッフェルは,湖のほとりのちいさな村で,ボートこぎをして両親を助けています.まずしい暮らしをなげく両親の会話を聞いて,シュトッフェルはとんでもない計画を思いつきました.飛行船にもぐりこめば,アメリカで成功したおじさんに,助けを求めに行くことができる!──シュトッフェルの冒険が始まります.トーマス・マンの娘による1930年代の作品.【解説・天沼春樹】

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • シュトッフェルの飛行船

    Posted by ブクログ

    物語の舞台は1930年代の南ドイツ。少年クリストフは、貧しい家族を助けようと大胆な計画を立てる。飛行船に潜り込んで海を越え、アメリカに渡ろうとするのだ。知恵と勇敢さで数々の困難を乗り越えていくクリストフの心踊る冒険のお話だった。

    クリストフは確かにお金を払わずに「密航する」んだけど、家族を助けたいという思いからだし、なんとか罪を償おうとがんばろうという思いもある。勇敢さも優しさも誠実さもあわせもつ、クリストフのまっすぐな思いに心を掴まれた。

    空の上での命がけの飛行船修理作業をやり遂げ、みんなから認められるクリストフがたまらなく誇らしい。船長はとりわけクリストフを「小さな友人」として認め、最

    0
    2024年11月17日
  • シュトッフェルの飛行船

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シュトッフェルが健気ですね。
    ケストナーが作品を発表したころだから、影響を受けたのか、ケストナーに近い感じがしました。

    0
    2016年07月22日
  • シュトッフェルの飛行船

    Posted by ブクログ

    優しくて心の正しい人がたくさん。舞台は南ドイツ。主人公は10歳の少年シュトッフェル。両親のために一大決心。秘密の計画は飛行船でアメリカへ!人の心が大事にされていて、ケストナーを思い出しました。1930年頃という時代、電報や靴磨きの少年など、今の子どもたちが理解できるか少し気になりました。大人のユーモア的なオチもどう受け止められるのかなー。

    0
    2011年11月19日
  • シュトッフェルの飛行船

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    勇気と優しさを持つシュトッフェルの大冒険!

    ドイツのブラウベルク湖でボート漕ぎをして家計を助けている12歳のシュトッフェル。家族の暮らしはなかなか楽になりません。そこでシュトッフェルが考えた秘策は——。

    当時、飛行船で大西洋を渡るというのが大きな夢だったのだろうと思わせる作品。著者はトーマス・マンの娘で、アメリカでジャーナリストとして活躍したそう。確かに当時のニュースにありそうな話だった。

    0
    2024年07月15日
  • シュトッフェルの飛行船

    Posted by ブクログ

    12月の読書会のテーマです。苦労した「ロゼッタストーン」に比べ読みやすい。
    まだ半分ですが。

    読みました。ケストナーっぽいです。
    子供が飛行船にこっそり乗り込んでアメリカに行っちゃう。
    周りの大人はみんな親切。
    いい時代だ。

    0
    2010年02月16日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!