魯恩碩の作品一覧
「魯恩碩」の「ICU式「神学的」人生講義 この理不尽な世界で「なぜ」と問う」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「魯恩碩」の「ICU式「神学的」人生講義 この理不尽な世界で「なぜ」と問う」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ICU名物?の「キリスト教概論」という講義を書籍化したもの。教授と生徒たちが対話しながらテーマを深掘りしていく。
生徒は10人くらい出てくるのだけど、全員いい塩梅に主義が異なっているから抵抗なく読めた。ゴリゴリのクリスチャンもいれば、敬語が苦手な純粋なギャルも、沈着冷静な無神論者も、「神的な存在」はあると思うけどそれがイエスかというとそれはまたなんか違うのよね派も、いろいろ出てくる。みんな、互いの意見に踏み込むことなく、自分はこう思う、あなたとは意見が異なる、と冷静に話す。あぁ、確かこんな感じだったな、と、本当の授業を聞いているような懐かしい感覚になった。
ICUを卒業してもうすぐ15年
Posted by ブクログ
高橋昌一郎が用いる複数の登場人物による対話形式と似たようなスタイルで、教授を筆頭に様々な登場人物に著者がなりきる「哲学的対話」の形式が取られている本だ。この手の形式は、多面的な意見に触れられる一方で、「答えがない」ものを容認する所があり、本の中で考察を深めていくというよりも、あらゆる立場と視点がある事を認識する内容で、得意ではない。10という数字を考える際に、5という立場の人が自らの差を5だと言っていて、4の立場は6だと言っているだけ。設定が恣意的で誇張しすぎるというのがこの手の傾向だ。高橋昌一郎だと〇〇主義者など、明らかな立場を設定していた。
内容自体は面白いのだが、どこまでいってもデフォ