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  • コード・ガールズ――日独の暗号を解き明かした女性たち

    コード・ガールズ――日独の暗号を解き明かした女性たち

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻3,960円 (税込)
    日本軍の真珠湾攻撃が迫る1941年11月、アメリカ海軍から東部の名門女子大に宛てて「秘密の手紙」が送られはじめた。そこには、敵国の暗号解読に当たれる優秀な学生がほしいと記されていた――。第二次世界大戦中、米陸・海軍に雇われ、日本やドイツなど枢軸国の暗号解読を担ったアメリカ人女性たちがいた。外国語や数学をはじめとする高等教育を受けた新卒者や元教師らが全米各地から首都ワシントンに集い、大戦末期には男性をしのぐ1万人以上の女性が解読作業に従事した。その働きにより、日本の外交暗号(通称パープル)や陸軍の船舶輸送暗号が破られ、枢軸国側に壊滅的な打撃を与えた。ミッドウェー海戦での米軍の勝利、山本五十六連合艦隊司令長官の殺害作戦の陰にも彼女らがいた。一方、大西洋戦域においてはドイツのエニグマ暗号を解明してUボートの脅威を排除し、ノルマンディー上陸時の欺瞞作戦でも活躍した。こうした功績がきっかけとなり、それまで女性には閉ざされていた政府高官や大学教授など高いキャリアへの道が切り拓かれることになる。戦後も守秘義務を守り、口を閉ざしてきた当事者らへのインタビュー、当時の手紙、機密解除された史料などをもとに、情報戦の一翼を担った女性たちに光をあて、ベストセラーとなったノンフィクション。口絵写真33点を収録。
  • ザ・シスターフッド――CIAの女たち
    NEW

    ザ・シスターフッド――CIAの女たち

    ビジネス・実用

    -
    1巻5,060円 (税込)
    〈CIAについてわかっているひとつの事実に[…]男性オフィサーのネットワークが物事を動かしていったということがある。[…]しかし、わたしの調べたところでは、過去数十年間、別のネットワークも機能していた。それは女性たちが築いたもので、わたしはこれを、彼女ら自身がしばしば使っていた言葉にならい、シスターフッドとよぶようになっていった。そして、ひとつの大きなビジョンを思いついた。三世代にわたる女性たちの功績を描くのだ。彼女らの体験や、たがいの結びつきをまとめれば、アメリカ・スパイ史の、既存のものに代わる修正版ができるのではないだろうか。実際、語られるべき、隠された歴史が存在する。女性たちは最初からずっとそこにいた〉(著者まえがき)1947年の創設以来、CIA(米・中央情報庁)の秘密活動は、女性たちに支えられてきた。第二次世界大戦下に生まれたOSS(戦略事務局)の時代から、冷戦期の諜報戦、2001年の9・11同時多発テロと主謀者ビンラディン追跡まで、インテリジェンスの現場を担う多面的な群像を、100を超える証言で明かすノンフィクション。ティム・ワイナー(『CIA秘録』)、スティーブ・コール(『アフガン諜報戦争』)称賛、『コード・ガールズ』著者の新傑作。写真49点を収録。解説・小谷賢。

ユーザーレビュー

  • コード・ガールズ――日独の暗号を解き明かした女性たち

    Posted by ブクログ

    【ドット・ブレーデンはこれから船を沈めるのだ】(文中より引用)

    第二次世界大戦中に枢軸国側の暗号を解き明かすべく、密かに集められた女性たちの物語。これまで軍務に携わったことがなかった女性たちは、どのようにして世界最強と謳われる暗号の数々を打ち破るようになったのか・・・。著者は、「ワシントン・ポスト」で長年にわたって記者を務めたライザ・マンディ。訳者は、大阪外国語大学を卒業している小野木明恵。原題は、『Code Girls: The Untold Story of the American Women Code Breakers of World War II』。

    アメリカでベストセラーになった本作ですが、女性問題とインテリジェンスの交差する部分を扱った稀有な歴史本という印象を受けました。山本五十六の死やノルマンディー上陸に絡む女性たちの役割を知るにつれ、「こんなことがあったのか・・・」と息を呑むこともしばしば。これは高評価続出も頷けます。

    味わい深い表紙も魅力的☆5つ

    0
    2021年12月23日
  • コード・ガールズ――日独の暗号を解き明かした女性たち

    Posted by ブクログ

    かなり長い本であり、話の山谷もあまりなく、そういった意味では少し読みにくい本だった。
    が、第二次世界大戦について、新たな視点から考え直す機会を得た。
    とは言うものの、日本人として、女性として、複雑な読後感ではあるなぁ…

    0
    2021年10月31日
  • コード・ガールズ――日独の暗号を解き明かした女性たち

    Posted by ブクログ

    知られざる女性暗号解読者たちを描いたノンフィクション。男女差別がある中で、能力によって道を切り拓いた女性たちの物語として、面白く読めた。日本の艦船がコード・ガールズの活躍によって間接的に沈められたのは事実だが、あくまで戦争中の出来事であり、恨むような気持ちは湧いてこなかった。
    暗号そのものについて考察した書籍ではないが、謎解きの雰囲気も味わえる。

    0
    2021年10月16日
  • コード・ガールズ――日独の暗号を解き明かした女性たち

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦の勝敗を左右したのは前線の戦闘ではなく、暗号解読を担った女性たちの情報分析でした。
    この本は「情報リスク」「早期警戒」「組織的リスク対応」の重要性を学べる、現代のリスクマネジメントにも通じる名著です。

    0
    2026年03月20日
  • コード・ガールズ――日独の暗号を解き明かした女性たち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    世界大戦を変えた女性たちの物語。

    第二次世界大戦のアメリカでは、実はたくさんの女性たちが暗号解読に従事していた。インテリジェンスの分野で活躍した女性たちの秘められた歴史を明かすドラマティックな一冊。

    自分の祖母も戦争中のことを語らなかった。亡くなった後で大陸で教師をしていたらしいことがわかった。話を聞ければよかったと思うが、祖母にとっては話したくないことだったのかもしれないし、語るべきことではなかったのかもしれない。この本を読んでそんなことを思い出した。

    女性たちには暗号を扱う力があった。戦争で男性たちが足りなくなったから女性たちを採用した面が大きいだろうが、結果的にそれが功を奏した。しかし女性たちが正当に扱われたかといえばそうではないこともあったようだ。戦後に自分のしたことを語れなかった者がいた。お払い箱のように職場を去らなくてはならなかった人もいた。結局アメリカも「男は外で働く、女は家を守る」という発想が強い。また武器を持って前線でひどい経験をした兵士たちと同様に精神を病んだ人もいたようだ。直接的でなくても人の命を奪う仕事だったのだから。『戦争は女の顔をしていない』でも思ったが、戦時中にそれぞれの場所で戦った(特に軍属の)女性たちへのフォローが不十分なのか、この国も。

    そのような女性たちの誇り高き仕事に光を当てる作品である。苦悩も活躍も描かれている。分厚くて登場人物が多くて読みにくい部分もあるが、惹きつける本だった。戦時中の任務だから話せない部分もあったのだろうが、やはり女性たちのしたことだからという点で知られていなかった部分もあるのだろう。この本の反響が大きかったことが最後に書かれている。人を揺さぶる作品である。

    0
    2025年07月19日

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