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「マイリスベスリー」の「ベケット氏の最期の時間」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「マイリスベスリー」の「ベケット氏の最期の時間」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「ゴドーを待ちながら」の作者サミュエル・ベケットが人生の最後の年に住んでいた介護施設「ティエル・タン(3番目の時間)」での日々、訳者あとがきによると3番目の時間とは、十分に働いたあとの余生という「特別な時間」を意味するという。ノーベル賞作家の3番目の時間は「最期を語って何になる?語るべきことなんて何も残ってない。人間が語ることはいつだって過去に起こったことだ。ずっと前に起こったこと。あるいは、さっき起こったこと。いずれにしても、過去のことだ。最期のことなんて、誰にもわからない。それまでのこととは、何も関係がない。何も見る必要はない。ひたすら待つだけだ。」という独言で幕を下ろす。