作品一覧

  • 風の中 みなはむ作品集
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    1巻2,860円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 絵画300点超収録、「みなはむ」日本初画集 少年少女が、溢れかえる緑や浜辺などの有機的なイメージの中に佇む日常風景を描き、創作分野で大きな注目を集めるイラストレーター・みなはむ。 本書は、在学中から活動を開始したみなはむがこれまで描いてきた、絵画・ドローイング作品を300点超収録。 創作のルーツに迫るロングインタビューも掲載した、ファン必携の本格画集です。 章は「いつもの場所」、「思い出の中の景色」等のみなはむ自身の言葉と記憶を軸にした構成になっており、鑑賞者の感情に訴えかける情景的な作品群を厳選して収録しました。 コンテンツ ・風の中 ・いつもの場所 ・思い出の中の景色 ・いつもと違う場所 ・草いきれ ・光 ・夢の中 ・ドローイング ・軌跡 著者:みなはむ プロフィール:1995年生まれ。東京都在住。武蔵野美術大学日本画学科卒業。主に自然の中に少年少女が佇むイラストとドローイングをアナログ・デジタル問わず制作する。 Twitter:@manuhamu / Instagram:@mi_na_ha_mu
  • となりの正面
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    1巻990円 (税込)
    身近にあるような、どこかゾッとするおはなし2本。 「てゆうかちゃんは、自分の顔のほんの少し左どなりにいるんだって」 お兄ちゃんが教えてくれた都市伝説。 口癖のように「てゆうか」を使っていたら、その言葉がクラス全員に感染していって……。 ――「となりの正面」より 亮はクラスのリーダーとして、すばらしい学生生活を送ろうと決心していた。 ところが自分と名前が似ているクラスメイト・谷遼輔が、自分が狙っていた学級委員に立候補し、どんどんクラスの中心人物になっていく。 一方的に谷にライバル心を抱いた亮のもとに、自分にしか見えない奇妙なメッセージが届くようになって……。 ――「かもしれない伝説」より
  • 街に躍ねる
    4.1
    1巻792円 (税込)
    小学生五年生の晶と高校生の達は、仲良しな兄弟。物知りで絵が上手く、面白いことを沢山教えてくれる達は、晶にとって誰よりも尊敬できる最高の兄ちゃんだ。でもそんな兄ちゃんは、他の人から見ると普通じゃないらしい。晶以外の人とのコミュニケーションが苦手で不登校だし、集中すると全力で走り出してしまう癖があるから。第11回ポプラ社小説新人賞特別賞受賞作。温かさと切なさが胸を打つ、人と人との関わりの物語。

ユーザーレビュー

  • 街に躍ねる

    Posted by ブクログ

    小学生の晶の目線で兄の達を中心に、マムカ、お父さんや回りのひとたちを描きながら、確かにそうだよね、と思わせる考えがいくつも綴られていた。
    自分が当たり前にできることは、皆ができると思い込んでいること、
    人の凄さを伝えるのに数字や賞に頼っていること、
    やたらとコミュニケーション能力を求められること、
    他にも沢山のことを晶の目線で気付かされた。
    晶は達を通してその事に気付き成長している。
    達は確かに世間のいう「普通」ではない、
    でもしっかり晶の兄として目の前に立っている。晶に色んなことを教えて大事にしていた。
    私たちが求める「普通」はこんなにもハードルが高いのか?それともしらないうちにどんどん高く

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    2025年10月03日
  • 街に躍ねる

    Posted by ブクログ

    単行本発売当初に気になっていた作品。
    なかなか、色んなことを思いました。

    作品の帯には
    「世間という箱の中で懸命に生きる兄弟を描く傑作小説」とあります。

    本当にその通りで、世間という箱、世の中の普通からちょっぴり出た人たちの心情が、弟の晶と母親の朝子の視点で描かれていて、世間の普通からちょっぴり出ている我が家には、それらの気持ちがとてもよく解ったし、少ししんどくもあった。
    本当に「世間」というものは、なかなかのクセモノだと思う。

    0
    2025年07月05日
  • 街に躍ねる

    Posted by ブクログ

    表紙絵を描いているみなはむさんの画集を持っていて、表紙絵で衝動買いした一冊。中身も何も知らず積読されていたのを読んだら、とても刺さる物語だった。
    その人の良さは、本当に出会った人にしか分からない。そういう人と出会ったことがある人、そういう大好きな、尊敬する人がいたら、共感できると思う。


    小学5年生の晶(あき)は、絵がうまくて、頭がよくて、いろんなことを教えてくれる兄ちゃん、達(とおる)のことが、とにかく大好きだった。兄ちゃんが「せけん」に認めてもらえない出来事に出会うたびに傷ついて、兄ちゃんを認めてくれる人と出会うたびに嬉しくなる。とにかく、兄ちゃんが好きなのだ。

    「ぼくはぼうっと絵を見

    0
    2025年04月22日
  • 街に躍ねる

    Posted by ブクログ


     晶と達が、もがきながらも兄弟の絆を深めていく。「世間は、たくさんの人でできているが、人とは違う。血が通っていない」「自分が簡単にできること、人もできると思っちゃだめだ」達は大切なことを教えてくれる。世間が何と言おうと達を大切に思う晶が愛おしい。

    0
    2025年08月01日
  • 街に躍ねる

    Posted by ブクログ

    コミュニケーションが苦手で不登校の兄・達と、達が大好きな小学生の弟・晶の物語。

    晶が、お兄ちゃんが大好きで大好きで仕方がないというのがすごく伝わってきました。
    でも、純粋に兄が好きで自慢に思う気持ちと、周りの人たちから見えている兄の姿に対してのギャップに悩んだり、自己嫌悪に陥ったり……。

    この年頃って、いろいろな見方が出来るようにもなり始めてて「正しいこと」に縛られたりもする。
    それでも、子どもって考えが柔軟だなと思う。大人の常識にとらわれず、頭で考えるよりも良い意味で感情優位で動けてしまうのを尊く感じました。

    モヤモヤした気持ちを打ち明けた弟に、愛情とねぎらいのこもった言葉をかけた兄。

    0
    2025年07月31日

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