作品一覧
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3.9ーーー我が校では、今年度からジェンダーフリー制服を導入しまして……。 笹森くんは制服にスカートを選んだ、ということ? 笹森くんのすらりとした引きしまった長い脚が、今日はまた一段と際立っていた。 笹森くんが、ひだの均等なスカートを穿いていたから。 教室の入り口でそれに気が付いたぼくは、ゆっくりと二度瞬きした。・・・篠原智也 夏休みあけ、いきなりスカートで登校をはじめた笹森くんをめぐる4人の物語。 『恋とポテトと夏休み』などの「恋ポテシリーズ」で第45回日本児童文芸家協会賞を受賞した神戸遥真氏による、連作短編青春小説。 もくじ 1、ぼくもわかるよ・・・・篠原智也 2、きみなら話せる・・・・西原文乃 3、胸の内リスト・・・・細野未羽 4、偽装したいもの・・・遠山一花 5、理由は要らない・・・笹森宏
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-パン屋さん営業をかけた戦いがはじまる! わたしの名前は内希子。名前の通り内気な12歳。 ママは旅するパン職人で年がら年じゅう家にいない。 ある日、不定期で営業するママのお店が閉店を迫られて、 ママに代わってわたしが店を守ることになっちゃった。 小学生だし、パンつくれないし、内気で店番とかできないし、 どうしたらいいの!? そんな時、目の前に自称“パンの天使”って いうパンダが突然現れて、一緒にパンをつくることに。 それも、ふわっふわのクリームパン! こうなったら、がんばるしかないよね! でも、閉店をもくろむ地主の亀津井からは、いやがらせをされて・・・・・・。 結局、亀津井がつれてきたフランス仕込みの美少女ブーランジェきらりと、 パンバトルをすることになっちゃった。 負けたら、閉店。 この戦い、負けるわけにはいかない・・・・・・! ※対象年齢:低学年から
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
私は学生時代というか、高校生の頃は特に周囲の人の感情などを気にしない性格で、そのせいでいじめに近いこともあったりしましたが、今思い返すと、高校生は本当にいろんなことを抽象的に考えられる年齢でした。あの頃から、もっとたくさんの人と関われたら良かったな。
笹森君と同じような理由でスラックスを履いておりましたが、女子ではインパクトがないよなと思っていたら、部活の後輩がみんな「先輩がスラックスなので!」と揃ってスラックスにしてきたのを思い出しました。もっと感謝を伝えたらよかったなあ。楽しかったなあ。
「クラスのそれなりにモテる地位にいる笹森くんが、突然夏休み明けにスカートを履いてきた。」と言う1つの