神田伯山の作品一覧
「神田伯山」の「講談えほん 荒大名の茶の湯」「講談えほん 曲垣平九郎 出世の石段」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「神田伯山」の「講談えほん 荒大名の茶の湯」「講談えほん 曲垣平九郎 出世の石段」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
講談も含めて歴史上の物語を聞く時、いま現在と結びつけることで物語が生き生きしてくる。伯山先生の講談こそがまさに現代に史実(または歴史上のフィクション)を蘇らせてくれる語り口ではあるが、さらにこの放浪記でその場所や地理を知ることで面白みが増す。
読み応えがあったのは神田松鯉先生との対談。いつも尊敬する師匠として空想上の松鯉さんの話を聞いていただけに、ご本人の生声が聞けたようで嬉しかったし、講談師が乗っているハトバスとか往年の講釈場とか、全く知らないけれどノスタルジーを感じながら読めて面白い。神田伯山という人がこれからの講談界をどうしていくのかリアルタイムで見られるのが楽しみ。
Posted by ブクログ
出てるのに気が付いてなくて、慌ててポチった。
巻末の対談と義士伝のところだけ読んだけど、亡き貞水先生との対談も併せて、後世に残る宝物だよなぁ、と思う。
本の企画自体は、五代目馬琴先生の後追いかと思ったら、対談でも五代目の名前が出てきて、そりゃまぁ意識はしてるよな、と納得する。(あの先生に比べると、ボリュームでは負けてるけど)
続きも出そうぜ、大日本雄弁会。
で、永谷の若旦那が釈場を建てるというのなら、是非とも交通の便が良いところにしていただきたいなぁ、日本橋亭は場所が判りづらくて行くだけで大変だったから。(聴きに行ったのは貞水先生が元気だった頃の講談協会の方だったけど)
【追記】
四谷怪
Posted by ブクログ
古典芸能である講談の普及を目的として、幼いころから親しんでもらうべく絵本にした「講談えほん」シリーズの1冊。
監修を人気講談師の神田伯山が手掛けている。
彼は神田松之丞時代から、本シリーズの慣習を行っていて、以前自身のラジオ番組では、講談の面白さを損なわず、でも子供にもわかりやすいようにするためものすごく苦労した旨を言っていた。
もちろん、もともとの文章が良かったという大前提はあるだろうが、講談では定番とされる有名な一席を講談調を損ねずに、でもコンパクトにまとめてあるのは流石と思った。
加えて、本書では絵を手掛けているのが漫画家の五十嵐大介で、「海獣の子供」や「ディザインズ」とは異なるが