デイヴィッド・ランシマンの作品一覧
「デイヴィッド・ランシマン」の「民主主義の壊れ方:クーデタ・大惨事・テクノロジー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「デイヴィッド・ランシマン」の「民主主義の壊れ方:クーデタ・大惨事・テクノロジー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
最近関心ある民主主義はどう終わるのかシリーズ。本書では、3つの壊れ方を示す。一つ目は「クーデターや政治的動乱」。これはまさに最近ミャンマーで起きたことを考えるとわかりやすい。ただ、著者が指摘する「成功するクーデター」は、「市民が知らないうちに、行動を起こす前に、権力移行が完了している」ものであり、ミャンマーの事例はうまくいかないのではないか。二つ目は「危機に対する感度が低くなった結果」。確かに、70年代には公害(沈黙の春)や核戦争・軍事同盟に対する反対運動などが活発だったが、現代はそれほどでもなく、いろいろなことに対する諦め感があって、この指摘には深く頷ける。三つ目は「デジタル革命の影響」。間
Posted by ブクログ
心に残ったメモ
◇第一章-クーデタ
・一人当たりのGDPが8千ドル以上で民主主義が軍政化した例はない。
・民主主義を隠れ蓑にしたクーデタが存在する
民主主義が確立された国では民主主義とそれを転覆させる行為の境界が曖昧になっている
・二十一世紀は陰謀論の黄金時代になりつつある。
・陰謀論はポピュリズム(エリートが人々から民主主義を奪ったと考える人)の論理
・総力戦の無い時代にポピュリズムの根を取り除くのはとても難しい。
・混沌や暴力を原動力として最善の形を引き出すことが民主主義の強さの一つ
◇第二章-大惨事
・政治家の痛いところを突くには存亡の危機を持ち出すことが有効である
・ゲーム理論の問