鈴村ふみの作品一覧
「鈴村ふみ」の「櫓太鼓がきこえる」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「鈴村ふみ」の「櫓太鼓がきこえる」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
あー、ひっさしぶりに(忖度なしで)本当に好きな感じのエンタメ小説に出会えました!!
相撲の呼び出しをする17歳の少年が主人公のお話です!
ミーハーですが、1〜2年前にネトフリのドラマ『サンクチュアリ-聖域-』を観てから、今まで全く関心を抱いていなかったお相撲に興味を持ちました!!そのタイミングでたまたま後援会に入っていた夫の知り合いに名古屋場所の時の稽古へも連れて行ってもらうことができ、2年連続で稽古を見れました。そしてちゃんこ鍋も2回ともごちそうになりました(涙)
本物の力士さんの優しさとかっこよさに惚れ惚れしてます、家族一同。
そんな時に相撲好きの大先輩にこちらの本をお勧めしても
Posted by ブクログ
これがデビュー作とは信じられないくらい、面白かった。
相撲の新米「呼び出し」が主人公という、お仕事小説。しかし、「相撲」、しかも「呼び出し」、まあまあレアな職業だ。相撲に詳しく無い人でも、知らない世界を知るという楽しみを、あまり専門的にならない程度に、いい塩梅で満たしてくれている。私のように、うっすら知識のあるユルイ相撲ファンでも、もちろん楽しく読めた。
物語は、残暑厳しい9月に国技館で行われる秋場所から始まり、翌年の7月、名古屋場所で幕を閉じる。
主人公である新米呼び出し、篤の成長。目標とする先輩や他の部屋の力士との友情。篤の両親との確執と雪解け。篤が属する相撲部屋の毎日の暮らしは、男だ
Posted by ブクログ
2023/10/30
高校入試で多く取り上げられた小説の一覧の中にこの本があったので気になって読んでみました。
主人公は、宇都宮の実家で両親とほぼ絶縁状態になってから叔父さんの紹介で相撲部屋に所属して呼出の仕事をするようになった篤という人物に焦点を当てた物語です。
相撲のことが全然分からなくても、小説が展開していく中で相撲や相撲部屋、相撲界の慣習などにもうまく触れてくれるので読みやすくストーリーを追うことができます。
相撲をする力士ではなく、呼出という立場から物語が展開していくため、相撲についても客観的な感じで話が進んでいくのがさらに読みやすさを増してる気がします。
呼出にも力士の名前を呼ぶ以
Posted by ブクログ
知らない世界を垣間見せてくれる、魅力的なお仕事小説でした。
初め、タイトルだけを見ていたため、『櫓太鼓』ということだったので何かのお祭りか何かの話かと思っていたのですが、読み始めてそれが勘違いであったことに気付きました。
表紙のイラストは着物にたっつけ袴と扇の少年と、色とりどりの幟。大相撲の始まりと終わりに鳴っている太鼓のことなのだと、読みながら理解しました。
大相撲は、時々テレビで放送しているのを家族が見ていて、ああ相撲をやっているんだな、と気付くくらいにしか知らなかったのですが、このお話を読んで、今が相撲のシーズンではないことが残念になるくらいには次の相撲をちゃんと見てみたいと思
Posted by ブクログ
(audibleで聴く)
高校入試に出た小説です。
内容は高校中退した篤が伯父のきっかけで相撲の呼び出しという仕事をはじめ、呼び出しとして成長していく話。
呼び出しという特殊な職業のやりとり、相撲部屋での兄弟子たちのやりとりが人間くさくて非常に面白かった。
(相撲部屋に力士以外に呼び出しが住んでるのも初めて知りました)
最初やる気なかった篤の心情の変化も最終的には立派な呼び出しとして変化していく所に惹かれるものを感じます。
さらには家族との関係修復、嫌な兄弟子達のやりとり、呼び出しの兄弟子達の支えなどがうまく場面に入ってて、聴いてて惹きつけられるものが多かったです。
おそらくですがこのよう