鈴村ふみのレビュー一覧

  • 櫓太鼓がきこえる

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    あー、ひっさしぶりに(忖度なしで)本当に好きな感じのエンタメ小説に出会えました!!

    相撲の呼び出しをする17歳の少年が主人公のお話です!

    ミーハーですが、1〜2年前にネトフリのドラマ『サンクチュアリ-聖域-』を観てから、今まで全く関心を抱いていなかったお相撲に興味を持ちました!!そのタイミングでたまたま後援会に入っていた夫の知り合いに名古屋場所の時の稽古へも連れて行ってもらうことができ、2年連続で稽古を見れました。そしてちゃんこ鍋も2回ともごちそうになりました(涙)

    本物の力士さんの優しさとかっこよさに惚れ惚れしてます、家族一同。

    そんな時に相撲好きの大先輩にこちらの本をお勧めしても

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    2025年11月17日
  • 櫓太鼓がきこえる

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    ネタバレ

    これがデビュー作とは信じられないくらい、面白かった。
    相撲の新米「呼び出し」が主人公という、お仕事小説。しかし、「相撲」、しかも「呼び出し」、まあまあレアな職業だ。相撲に詳しく無い人でも、知らない世界を知るという楽しみを、あまり専門的にならない程度に、いい塩梅で満たしてくれている。私のように、うっすら知識のあるユルイ相撲ファンでも、もちろん楽しく読めた。

    物語は、残暑厳しい9月に国技館で行われる秋場所から始まり、翌年の7月、名古屋場所で幕を閉じる。

    主人公である新米呼び出し、篤の成長。目標とする先輩や他の部屋の力士との友情。篤の両親との確執と雪解け。篤が属する相撲部屋の毎日の暮らしは、男だ

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    2025年01月28日
  • 櫓太鼓がきこえる

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    2023/10/30
    高校入試で多く取り上げられた小説の一覧の中にこの本があったので気になって読んでみました。
    主人公は、宇都宮の実家で両親とほぼ絶縁状態になってから叔父さんの紹介で相撲部屋に所属して呼出の仕事をするようになった篤という人物に焦点を当てた物語です。
    相撲のことが全然分からなくても、小説が展開していく中で相撲や相撲部屋、相撲界の慣習などにもうまく触れてくれるので読みやすくストーリーを追うことができます。
    相撲をする力士ではなく、呼出という立場から物語が展開していくため、相撲についても客観的な感じで話が進んでいくのがさらに読みやすさを増してる気がします。
    呼出にも力士の名前を呼ぶ以

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    2023年10月30日
  • 櫓太鼓がきこえる

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     知らない世界を垣間見せてくれる、魅力的なお仕事小説でした。

     初め、タイトルだけを見ていたため、『櫓太鼓』ということだったので何かのお祭りか何かの話かと思っていたのですが、読み始めてそれが勘違いであったことに気付きました。
     表紙のイラストは着物にたっつけ袴と扇の少年と、色とりどりの幟。大相撲の始まりと終わりに鳴っている太鼓のことなのだと、読みながら理解しました。
     大相撲は、時々テレビで放送しているのを家族が見ていて、ああ相撲をやっているんだな、と気付くくらいにしか知らなかったのですが、このお話を読んで、今が相撲のシーズンではないことが残念になるくらいには次の相撲をちゃんと見てみたいと思

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    2023年10月25日
  • 櫓太鼓がきこえる

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    (audibleで聴く)
    高校入試に出た小説です。
    内容は高校中退した篤が伯父のきっかけで相撲の呼び出しという仕事をはじめ、呼び出しとして成長していく話。
    呼び出しという特殊な職業のやりとり、相撲部屋での兄弟子たちのやりとりが人間くさくて非常に面白かった。
    (相撲部屋に力士以外に呼び出しが住んでるのも初めて知りました)
    最初やる気なかった篤の心情の変化も最終的には立派な呼び出しとして変化していく所に惹かれるものを感じます。
    さらには家族との関係修復、嫌な兄弟子達のやりとり、呼び出しの兄弟子達の支えなどがうまく場面に入ってて、聴いてて惹きつけられるものが多かったです。  
    おそらくですがこのよう

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    2023年09月24日
  • 櫓太鼓がきこえる

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    本屋さんでふと目について手にした本だけど、めちゃめちゃおもしろかった!⁡

    もともとスポーツを観るのは好きで、相撲もテレビで観ることもあるし、一度だけ名古屋場所を観に行ったことはあるけれど、そんなに詳しいわけでもなく。まして裏方の仕事は全く知らなかったので、ストーリーの他に、相撲界のこともとても興味深かった。⁡

    毎場所ごとに土俵が新しく作られているのは知っていたけど、それが呼出の仕事とは知らなかったし、土俵祭や、土俵の真ん中に鎮め物を埋めるなどの行事も知らなかった。タイトルの櫓太鼓のことなんて全く知らなかったから、そういうことを知れただけでもおもしろかった(そうか、大相撲中継で流れる太鼓

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    2023年02月24日
  • 櫓太鼓がきこえる

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    相撲が好きだから物足りないと感じ、だからこそ面白いと感じた。吉田大助さんの解説を読むと自分の感想に未熟だ。度をすぎる相撲愛を前面に出すと知識が少ない読者を置いてけぼりにしてしまうと。なるほど。

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    2024年12月26日
  • 櫓太鼓がきこえる

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    淡々としているのだけれども読む手が止まらない,そんな作品.篤の成長物語というのもあるのだろうけど,初々しさを感じる.

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    2023年06月15日
  • 櫓太鼓がきこえる

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    相撲の世界は大好きだが、まさかの呼び出し新人を描いた作品。
    関取のいない相撲部屋での家族との確執を抱えた新人呼び出し修行中。面白かった。

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    2024年12月19日
  • 櫓太鼓がきこえる

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    昨年のナツイチで紹介されていた1冊。呼出の世界が気になって、フェアが終わってから探し続けたものの、どこへ行っても在庫なし…。ようやく読めた!


    期待が高すぎた分星は抑え気味。
    そもそも呼出や相撲の世界の色々だけでも盛りだくさんな内容なのに、主人公の成長、親との確執、憧れる存在の仲間たち、嫌味な先輩、師匠や女将さん、無骨なエース、仲間の怪我、選手としてのピーク、若手の台頭、焦り、苦しみ、いつかは来る引退…


    …いや情報過多!
    キャラクターはそれぞれが魅力ありそうなのに、あまり掘り下げられないからイメージが沸きそうで沸かない。主人公の成長も展開が早過ぎる気が。
    ひとつひとつの要素が大ボス中ボス

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    2024年03月12日
  • 櫓太鼓がきこえる

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    女性が登場するシーンがあまりにも少なく相撲が男性社会(女人禁制)であることに気付く。私が経験したことの無い男子校のようなノリが新鮮だった。断髪式のシーンは涙が溢れ出た。筆者が呼出に注目してこの本を書いてくれたことに感謝の言葉しかありません。

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    2023年05月19日