作品一覧

  • 生活環境主義でいこう! 琵琶湖に恋した知事

    生活環境主義でいこう! 琵琶湖に恋した知事

    ビジネス・実用

    4.8
    1巻946円 (税込)
    滋賀県知事として活躍する嘉田氏が,長く環境社会学者としてたずさわってきた琵琶湖の研究をもとに語る環境社会論.近代技術主義にとらわれず,昔ながらの水利用の知恵に学ぶ自然との関わり方とは? 人々の暮らしの視点に立ち自然環境と社会生活との共存を目指す新たな地域づくりのあり方を提案する.

    試し読み

    フォロー
  • 子どもは誰のものか? 離婚後「共同親権」が日本を救う

    子どもは誰のものか? 離婚後「共同親権」が日本を救う

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻1,100円 (税込)
    離婚後も「ふたり親」という提案 国際的に離婚後の共同親権が認められるなか、なぜ日本では“骨抜き”の共同親権しか実現し得ないのか。全国四〇人超の当事者との対話を通して浮かび上がったのは、行き過ぎたフェミニズムがもたらした社会の歪みだった。「子どもの最善の利益」を第一に考えた、日本の家族の未来を展望する。 ◎離婚のトリセツ「共同養育計画合意書」収録 ■■子ども、夫、妻、そして祖母―― 全国の離婚当事者の「声なき声」を集めた必読の書■■ ・変わり果てた息子の姿(NIさん) ・残された絵本とベビー靴(MRさん) ・周到に準備された昼逃げ(MAさん) ・探偵を雇って妻と娘を探した(KHさん) ・身に覚えのないDVで即日「退去命令」(YSさん) ・措置入院を経て、執念で子どもを連れ戻した母親(SYさん) ・日時を決めても会えない(HWさん) ・親権と監護権を分けたことが裏目に(HYさん) ・マジックミラー室での対面(IYさん) ・罪悪感を持ちながら母親に会っていた(IRさん) ・パンツ一丁で逃げ出した(YMさん) …ほか 「両親の離婚で子どもの心は置き去りにされてきた。子どもは物ではない。不幸のガラパゴスにおける最大の被害者は子どもである」(「はじめに」より) 第一章 単独親権のもとでの悲劇 第二章 改正民法「選択的共同親権」の限界 第三章 フェミニズムと共同親権反対運動 第四章 離婚に直面した子どもの心に寄り添う道 第五章 日本の家族の未来
  • 流域治水がひらく川と人との関係

    流域治水がひらく川と人との関係

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,420円 (税込)
    2020年7月4日九州で球磨川水害が発生し、50名もの方が亡くなった。この人たちはなぜ・どのようにして亡くなったのか。研究者と被災者たちによる共同調査から明らかにする。また2021年4月流域治水関連法が成立。国の治水方針の大転換であるが、本書は流域治水の歴史と意義、その可能性について詳述している。亡くなられた一人ひとりに目を向けた、それも被災当事者を交えた調査のとりまとめとしても、流域治水の総合的な解説書としてもはじめてのもの。2020年球磨川水害の経験に学び、気候危機の時代に求められる流域治水を展望する。
  • 球磨川流域ものがたり 水害、ダム問題に挑む女性たち

    球磨川流域ものがたり 水害、ダム問題に挑む女性たち

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,970円 (税込)
    2020年7月4日、線状降水帯がもたらした豪雨は球磨川流域を襲い、50名もの命を奪った。 「川辺川ダムを造らなかったから犠牲者が出た」そう語られるようになってしまった現場で、実際に何が生死を分けたのか。 本書は球磨川という流域を舞台に「ダム」「水害」「女性」という視点から、未来の治水について見つめ直す物語です。 球磨川流域で生まれ育ち、豊かだった川を知る女性たちが昔と今の川と暮らしの変化を語り、人類学者、文学者、球磨川に関心をもつ多様な10人の女性たちの証言をもとにダムの問題点を重層的にあぶりだします。 著者は元滋賀県知事で参議院議員の嘉田由紀子さん。 未来の子どもたちに豊かな川を手渡すための提言がここにあります。

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • 子どもは誰のものか? 離婚後「共同親権」が日本を救う

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    子どもは親から多くのものを受け取りながら育つ。しかし、ある日突然それが失われることがある。親にとってはそれでいいのかもしれないが、子どもにとってはそうはいかない。ある日、世界の半分が突然消えることを想像できるだろうか。

    新しい家族法の施行まで、遅くともあと1年となった。1件でも親子が引き裂かれる悲劇がなくなるよう、嘉田先生は法務委員会で子の利益の最大化を訴えている。その背景にあるものがここにまとめられている。

    子どもは引き離されても、自身のルーツをたどっていくようだ。その結果、50年ぶりの親子再会が実現しても、父親が認知症になっていたり、接触を試みた時にはすでに亡くなっていたりすることもある。残念の一言では表せないエピソードに、思わず涙してしまう。世の中から理不尽が一つでもなくなることを心から祈る。

    0
    2025年05月25日
  • 生活環境主義でいこう! 琵琶湖に恋した知事

    Posted by ブクログ

    嘉田由紀子さんは政治家である前に、
    「生活環境学」と自ら名付けた学問の研究者である。
    学者といっても象牙の塔に収まっておる人ではない。
    人々がそれぞれ営む暮らしというフィールドに出て、
    地域と共にその環境について考えるという。
    実践的な政策理論を目指すものであるのだという。

    環境を考える際にも登山のように様々な登り口がある。
    政治家や官僚が好む管理型の「近代技術主義」とか、
    学者が好きな、保護型の「自然環境保全主義」とかがある。
    そして地元の生活環境からアプローチしようというのが、
    嘉田由紀子さん達の「生活環境学」の考えなのだろう。
    人が周囲の自然と調和した暮らしを、
    実践できるようにすることで、
    争うことも競うこともなく正義を振り回さずにユックリと、
    お互いの違いを確認しながら、
    納得を創りあげていくことを目指しているのだろう。

    文化相対主義が意識の在り方によって戦争や人殺しを、
    認めることになってしまうことに対して、
    個別性を大事にするのだけれど、
    個人ではなく個々の村が持つ生活システムを、
    重要視することだという。
    「人の考えはわからないけれど人々の考えは分かる」という。
    これは個々と総意の違いを言っているのでしょうか?

    この点が私には理解できないけれども、
    個々の意識状態と視野の広さが問題なのだと思う。

    時空間における相対関係を理解できる状態から、
    文化の相対性の議論をスタートする必用があるということだろう。

    「なつかしい未来」という言葉もここから生まれているようだ。
    すべての生きものが共に生きる仕組み、
    人と人の関係・自然への畏敬の念・を、
    取り戻して現代に活かすことだという。
    それは川で洗濯することを短絡的に捉えて環境を汚すとみるのではなく、
    一歩引いて循環があることまでを見定めて判断することでもある。
    税金を国が集め国から地方に補助金として分配するという権利システムでは、
    政策の選択における目的が補助金目当てとなってしまう。
    したがって行政の高コスト体質が当たり前となって染みこんでしまう。

    行政の仕事は税金で賄う。
    高負担高サービスか低負担低サービスかのどちらを選ぶかのところを、
    ニホンの政治は自由資本主義という政策の中で、
    中負担高サービスを借金で埋め合わせていくという、
    見かけ重視でとどの詰まり国民を欺いてきた。

    これは官僚という事務方が義務を権利にすり替えて、
    あたかも税金の再分配を与えるがごとくに装い、
    国民を洗脳してきたことに原因があるだろうと私は思う。

    事務内容を分かりやすくシンプルにして無駄な経費を削減していけば、
    低負担高サービスも可能になる。
    但しこれを実現するには事務方の意識共々国民の参加意識がモノを言う。
    お互いに依存意識ではなくお互いの対等で自在な関係を創造する、
    共生意識が膨らまなければならない。

    住民が主体的に自分たちの暮らしを納得尽くで創造していく。
    その過程には喜びもあれば負担となる労働や失敗による苦労がある。
    何があろうと現実を受け止めて、
    前に向かって進んでいく地域力がなければならない。
    行政は個々の住民が動きやすいように集いの場を用意して、
    情報をつなぎ具体的な処理をすることが仕事となる。

    この場合地域組織と国組織のように、
    より大きな組織はより小さい組織の、
    縁の下を支える仕事を目指すことが大事な要素となる。
    それには皆が自分の心を見定め自分の視野を広げることを目指して、
    冒険して発見することを楽しめる環境でなければならない。

    0
    2012年12月03日
  • 生活環境主義でいこう! 琵琶湖に恋した知事

    Posted by ブクログ

    滋賀県の嘉田由紀子知事が,自身が関わってきた滋賀の環境に対する取り組みを生活環境主義という切り口で語ったもの。 「生活環境主義」という考え方がとてもピンと来た。生活環境主義は,人々の生活の中で関わるものという考え方で環境をとらえ,環境の保全を日常生活や文化,地域社会の形成によって解決していこうという考え方。環境を遠い客体としてとらえるのではなくて,より近い生活の一部,密接にかかわるものとしてとらえる。その点で生活環境主義は鬼頭秀一氏の社会的リンク論と近いと思う。

    環境問題を保護や技術によって解決しようとする考え方とは異なり,生活環境主義は人間の生活を生態系の中にうまく組み込むことにつながって行くものだと思う。

    そして嘉田さんが研究者として人間としてすごい人だということがわかった。あこがれる。

    0
    2011年09月29日
  • 生活環境主義でいこう! 琵琶湖に恋した知事

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]


    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    0
    2011年03月26日
  • 生活環境主義でいこう! 琵琶湖に恋した知事

    Posted by ブクログ

    滋賀県に旅行に行くあたり、理系の本も読んでおいた方がよいかも、と思って手に取りました。
    が、理系的な要素はあまりありませんでした。

    しかしながら、著者の嘉田氏(前滋賀県知事)が、地に足のついた研究者であることが徐々にわかり、中身の文理にこだわる必要はないな、と思いました。

    本書は、琵琶湖、そして琵琶湖に流れ込むたくさんの川、さらには、そこでの人の暮らしの変遷について(もちろん今の暮らしについても)書かれています。
    琵琶湖のまわりに住む人はもちろん、人にとっての水のありがたみ、水の役割を理解するのによい本だと思いました。
    そして何より、琵琶湖に対する嘉田氏の思い入れの深さを感じました。

    滋賀、そして琵琶湖をより知ることができ、滋賀県に旅行に行く前に読んでおいてよかったと思います。

    0
    2026年05月20日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET