「ビジネス・モデル・ジェネレーション」の続編の一つ。
「デザイン思考」や「ビジネスモデル」の本は、すでに沢山でているわけで、もう読みきれないし、新しい本を読んでも、どこかで聞いた話しとか、ニッチな一点突破な話しで、かならずしも自分の興味領域とは違ったりで、本を読むのもやや疲れてきた。
が、そんな
...続きを読むなかでも、オスターワルダーの本なら、やっぱ読んだほうがいいんだろうなと思い、とりあえず読んだ。
やはり全く新しいものがあるわけではない、どこかで聞いた話なわけなのだが、そうしたいろいろな話しを1冊に統合して、整理し直したみたいな本で、これはすごい。
この統合感は、まさにイノベーションというか、既知の話しの新結合のレベルになっているな。
メインディッシュは具体的なビジネスモデルのパターンを実例付きで分類整理しているところだが、さまざまなイノベーションのアイディアと実施する事業のポートフォリオ管理の話やイノベーションを可能とする組織文化やリーダーシップの話しも包括的に統合している。
ビジネスモデルの本は、もうこれ1冊で大丈夫、という気がしてくる。
もちろん、ある程度の前提知識はないとわかりにくいだろうから、最初に読む本ではないだろうが。。。。「ビジネスモデルジェネレーション」とその他、イノベーションやビジネスモデル、デザイン思考の本を2〜3冊読んだあとで、この本に進むと、かなり効率的に学べるんじゃないかな?