作品一覧

  • イスラーム化する世界
    5.0
    コーランの新解釈から、ジェンダー、人種問題、宗教間対話など、世界共通の問題に立ち向かうムスリムのリーダーたち。国境を越えて人々をグローバルにつなげる彼らの活動に迫る。 パレスチナ・イスラエル紛争から9・11まで、連綿と続く暴力の歴史がもたらしたのは「狂信的なテロリスト集団」など、理解を拒む宗教としてのイメージであった。しかしいま、コーランの新解釈から世界規模で新たな対話を求める動きが活発化しつつある。これまでの宗教観を刷新し、同時代を生きるイスラームを知るための入門書。
  • 増補 聖典クルアーンの思想 ――イスラームの世界観
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    クルアーンにはモーセやイエスといったユダヤ教・キリスト教の重要人物たちも預言者として登場する。いったい彼らとイスラームとはどういう関係なのか? なぜ同じ預言者同士でありながらムハンマドに下されたクルアーンが最も正しい聖典とされるのか? 本書ではまずシーア派とスンナ派の違いなどの基礎知識を紹介しながらムハンマドの生涯を概観し、イスラームの成立過程をたどる。その上で天から下されては更新されていく「啓示」の基本構造を説明し「ジハード」などの聖句の意味をクルアーンを読みながら解説する。イスラームの考え方や行動の意味が根本からわかる格好の入門書。

ユーザーレビュー

  • イスラーム化する世界

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    パレスチナ・イスラエル紛争、9.11やイスラム国といった何かと話題のイスラーム教についての入門書。

    ただ、この本がよくある本と違うのはイスラーム教の歴史や教義を描いているだけでなく、現代のイスラーム教学者に焦点をあてて解説している点であろう。イスラーム学者としては著名なアミナ・ワドゥード、ファリド・イサク、ビラール・フィリップス、フェトフゥラー・ギュレンの四人に焦点をあてて彼らの生い立ちを中心に描いている。

    この四人の思想を見ていると【コーラン】が抽象的に描かれてるからこそ、いろいろな解釈が生まれ、争うが生じてしまうことを改めて認識すると共に、解釈も生い立ちによって左右されてしまうという

    0
    2015年02月25日
  • 増補 聖典クルアーンの思想 ――イスラームの世界観

    Posted by ブクログ

    クルアーンについて、一般の読者へ向けて、わかりやすく、かつ公平な立場と目線から説明されている良書。
    日本では、イスラームやクルアーンについてざっくりとでも理解している人は稀であろう。このような本が広く読まれると、将来の日本社会におけるムスリム達との向き合い方を考える上で、とても為になるのでないだろうか。

    0
    2025年11月25日

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