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  • 10の「感染症」からよむ世界史
    4.0
    1巻935円 (税込)
    歴史に大きな影響を及ぼした感染症は、 いったいどのように発生し、どれだけの被害を出し、 文明にどのような影響を与えたか? また、そこから社会は、人々は、いったいどのように立ち直ってきたのか? 本書では、交易からヨーロッパに広がったペストをはじめ、 大流行から2つの帝国の滅亡をもたらしたとされる天然痘、 上下水道の整備や都市の近代化につながったとも言われるコレラや赤痢、 医療崩壊から拡大し、第一世界大戦の終焉につながったといわれるスペインかぜなど、 世界史を変えた10の感染症を取り上げ、 その蔓延の過程と背景、収束までの経緯について解説する。

ユーザーレビュー

  • 10の「感染症」からよむ世界史

    Posted by ブクログ

    かつてパンデミックを起こし、人類史に凄惨な爪痕を残した10の感染症を紹介する。
    中には当時のヨーロッパ人口の1/3を死亡させるなど、飢饉や戦争などよりも人類の滅亡に肉薄した感染症もあった。
    こういう事例を読むと、よく人類生き残ったなと思うし、これほど医療が発達したことにひたすら感謝したい。

    その10の感染症は下記。

    ・ペスト・・・ネズミを介してノミが感染源。リンパを侵し、皮膚が黒変しする。
    ・インフルエンザ・・・鶏などの家禽から人へ。人から人へ空気感染。若年層が死ぬ強毒性だったそう。
    ・コレラ・・・病原のいる糞便に汚染された水が感染源。猛烈な脱水を起こす。
    ・マラリア・・・ハマダラカという

    0
    2023年11月09日
  • 10の「感染症」からよむ世界史

    Posted by ブクログ

    これまでシリーズとして読んできた、30の歴史シリーズの派生版の第2弾です。
    世界各国を混乱させた新型コロナウイルス。これだけ世間を騒がしているのに、ウイルスとは何か、感染症とは何か、これまで世界は様々な感染症と戦ってきたはずだが、どう克服してきたのか、知らないことも多く、改めて学ぶにはちょうどよい内容でした。
    冒頭、このように書かれています。

     人類は疫病との関わりとともに、歴史を歩んできた。野性動物の家畜化、都市での集住、さらに商業、交易、戦争といった人間の活動が、結果的に数々の感染症を世界に広げることになった。
     感染症を引き起こす病原体の正体は何か、病原体はいかにして人間の生活空間に侵

    0
    2021年10月28日

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