米谷瑞恵の作品一覧
「米谷瑞恵」の「ウチの失語くん」「こう見えて失語症です」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「米谷瑞恵」の「ウチの失語くん」「こう見えて失語症です」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
家族視点で書かれた失語症コミックエッセイ。
オットが脳出血から失語症に。
入院からリハビリ、その後の職場復帰までの道程を(主にツマである米谷瑞恵さん視点で)まとめた一冊です。
コミックで出来事のあらすじを提示しておいて、その後に文章での詳細説明が入るのが本書の親切ポイント。
文章読むのが苦手な人は、極端に言えばコミックだけ飛ばし読みしても大体の内容が分かるようになっています。
これも失語症の「オット」を日常的に傍で見ているツマのちょっとした工夫?(だったらいいなと思ってます)
失語症というと、「言葉がわからない」「言葉が出てこない」というざっくりした認識だったのですが、前に言った言葉がその後も繰り返し出てきやすい「保続」、見つからない言葉を遠回りして説明する「迂言(うげん)」など、様々な症状があるんですね。「ひらがなより漢字の方が理解しやすい」なんて全く知らなかったので、この本を読んでいなかったら私も「ひらがなの方が分かりやすいだろう」と思っていただろうな~、と自分の平凡ぶりに笑いました。
様々なことが自分でも不安な筈なのに、ファミレスで指差し注文したり、自ら失語症を初対面の人にカミングアウトしたり、自分のトリセツを作って手渡したりと、いい意味でマイペースなオットさん(私だったら出来る自信ないです)。
オットさんの性格が回復を早めたというのも大いにあるんじゃないかなと感じました。
それから、回復には趣味や推しが大きな力になると再確認。私も趣味は大切にしよう、と改めて思いました。
(私の場合は読書なので、失語症になると厳しそうですが……)
Posted by ブクログ
まず、読みやすい。漫画があって、そのあと詳しく文章で説明してあってとてもわかりやすい構成だった(私の認知として、同じページにイラストと説明が点在している構成が内容を受け取りにくい)。
失語症や言語聴覚士について簡単な内容ではあるけど、簡潔にわかりやすく説明してある。
小説だったら「実際はこんなに前向きになれるわけない!」と批判したくなるところだけど、それが事実だからすごい!この方はポジティブの天才だと思う!生まれ持った穏やかさ、努力する才能、成果が出る能力があり、それを伸ばす環境もあったのではと考えたくなるし、我が子にはこういう考え方ができる人になってもらいたい。自己肯定感とはこのことかと思う。だから、失語症の方全員がこんな前向きになれるわけもなく、こんな考え方もあるんですよと知れるだけでも良いのではと思う。
ことばに不自由する様子や、「外では喋れる言葉を使って喋るから問題が見えにくいだけ」というのは、吃音にも通じると思った。
失語症の当事者や家族、支援者だけでなく、吃音など失語症以外のことばに不自由さを抱える人とその周りの人にも読んでもらいたい。これだけ読みやすい本なので言語障害なんて関係ないと思ってる全ての人にオススメ。
#失語症
#言語聴覚士
#ST
#吃音
Posted by ブクログ
オットが脳出血の後遺症で、47歳で失語症になった。というところからはじまるこの本は、失語症の「オット」とそれを支える「ツマ」の10年間を描いコミックエッセイです。
失語症とは言葉のストックはあるのに、それが読む、話す、にうまく結びつかなくなってしまう病気。失語症になったひとは、完全に元通りになることはない。
…というのに、なんでこんなに明るいのか、この夫婦は!
オットさんのポジティブも超素晴らしくて真似したいし、ツマさんが失語症に興味を持って言語聴覚士の資格をとっちゃうところなんて、どんだけ行動的なのか?かっこいい!と思うし。
いや、描かれていない苦労もたくさんあるだろうけど。それでもなぜか読んだ私の方が元気をもらいました。
わからないことは助けてあげられないよなあと改めて思ったのです。だから、知ることって大事だよね。いろんなひとがいるなあ。困っている人を助けられるような大人になりたい。
「できないことはできないって伝えればいいじゃない」というオットさん。まじかっこいいです。
Posted by ブクログ
47歳で失語症になり、その後の経過を漫画と解説でわかりやすく説明してくれています。
この本の素晴らしいところは、夫のリハビリから復職期までは失語症者の家族視点で書かれていますが、その後言語聴覚士となった妻の専門家としての視点から当時の思いと専門家の解釈、説明がなされているところです。
作中何度も我が家は「ラッキーで」とあり、同じ言語聴覚士の私としても恵まれている環境だなあと思う箇所は多々ありました。しかし、ラッキーを抜きにしても、このご夫婦の前向きさがここまでの改善をもたらしたんだなぁと思います。
失語症のことだけでなく、とても素敵なご夫婦のお話でした。