作品一覧

  • 「稼ぐ小国」の戦略~世界で沈む日本が成功した6つの国に学べること~
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    ルクセンブルク、アイルランド、スイス、シンガポール、アイスランド、デンマーク。「小国」にもかかわらず、生活水準などを示す「一人あたりGDP」ランキング(IMF、2023年)で世界トップ10にランクインしたこれらの国々。一方で日本は世界34位と低迷、アジア内では韓国に抜かれている。人手不足や少資源、大国の影響に晒されやすいなどの共通点がある中、世界トップの生産性と競争力を築いた6つの小国から成長戦略を学ぶ一冊。
  • 日本の新時代ビジョン 「せめぎあいの時代」を生き抜く楕円型社会へ
    4.0
    1巻1,200円 (税込)
    「変われない日本」をいかにして変えるのか――。本書は、社会や経済、政治のこれからについて、独立した立場から研究・提言を続ける政策シンクタンクの鹿島平和研究所とPHP総研が共同で進めてきた「新時代ビジョン研究会」の活動をまとめたものである。日本がどのような時代認識の下で、どのような社会を目指すのか、そのためにいかなる変革が求められるのか。20世紀末以降の日本が必要な変革を遂げられずにいるのはどうしてか、日本が新しい時代を築くべく変革を遂げるには何が必要なのか。経営者や学者、アーティスト、改革を実践する自治体の首長ほか先駆者17人と対話を行ない、検討を重ねた末に見えてきた「楕円型社会」という新しいビジョン。私たちはいま傍観者ではなく、1人の実践者、「日本」というチームのメンバーとして新時代へと踏み出すドアの前に立っている。願わくばこの本が、志あるみなさんとともに考え、ともに動く呼び水になることを。

ユーザーレビュー

  • 「稼ぐ小国」の戦略~世界で沈む日本が成功した6つの国に学べること~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本が経済的に停滞しているのは生産性の低さにつきると思い知らされる。ルクセンブルグやアイルランド、スイス、シンガポール、アイスランド、デンマーク、といった本書で取り上げられている「稼ぐ小国」の例は参考になるものの、施策には思い切った政治判断ができるリーダーが必要だし、痛みを経験する国民も少なくないと想像する。特に日本のような中途半端に人口が多い国が、国民の意識を変える改革をすると全員が無傷でいられるわけがない。そこが改革の難しいところだろう。日本の人口は減る。将来的に小国になることを睨んで、小国ゆえの稼ぎ方ができるマインドを今から熟成させておくべきなのだろうか。

    0
    2025年10月01日
  • 「稼ぐ小国」の戦略~世界で沈む日本が成功した6つの国に学べること~

    Posted by ブクログ

    日本が沈んでいる国なのは実感しているが、具体的に他の国と比べてどの辺が沈んでいるかまでは、よく分かってなかったので、軽い気持ちで選んで読んでみた本だったが… 
    日本の置かれている深刻な状況にショックを受けた。そして例に挙げられている「成功した6つの小国」が日本と共通点がたくさんあるにも関わらず、日本よりはるかに豊かであることにもショックを受けた。
    国が、誰かが何とかしてくれるだろうと思っていても、まずは日本人全員が今のこの最悪な状況を知るべき。

    0
    2025年09月24日
  • 「稼ぐ小国」の戦略~世界で沈む日本が成功した6つの国に学べること~

    Posted by ブクログ

    まず初めに日本が経済的な衰退局面にあることから、このような内容の書物が必要になったこと、これがそもそも嘆かわしいことである。そして、いつも何かを参考にしなければ、つまり模倣の視点を取り入れなければ次へ進めないのかという悲観的な側面がある。本書はこの事実を認識したうえで読まなければ、そもそもの読み方を間違う一冊だと言えるだろう。

    この前提で、本書に書かれている各小国の取り組みはそのひとつひとつが最適解を求める要素として確かに参考にはなるだろう、ただ、日本経済にこれらをあてはめた場合に全体最適に至るかどうかは、本書を読み進めていく中で疑問を感じる。これらの小国が日本の都道府県レベルの規模であって

    0
    2025年09月28日
  • 「稼ぐ小国」の戦略~世界で沈む日本が成功した6つの国に学べること~

    Posted by ブクログ

    日本語に市場を守られていた時代は去り、日本語に制約がビジネス展開を限定的にしているとも思える時代になったと感じているが、さらに決して小さな国土とも言えずかつ少ないとも言えない人口を抱える非効率性が、より稼ぐ力の弱さになっているのではないかと考えていた。本書で取り上げられた国々は、成長政策の実現のために、柔軟にかつ一定の割り切りをしてきたものと感じた。国民ひとりひとりが自己の責任を果たすために努力していかないと、国際競争力の観点から大変なことになりそうな気もします。

    0
    2025年09月13日
  • 日本の新時代ビジョン 「せめぎあいの時代」を生き抜く楕円型社会へ

    Posted by ブクログ

    これからの日本に関して、素晴らしい考えをお持ちの方々が、素晴らしい論を提唱している。論者の中でも矛盾がある場合があるし、全く反対の意見の人もいる。しかし、こんな時代だからこそ様々な意見を様々な角度や規模から論じ、せめぎ合わせる必要がある。新型コロナに関しては、厚労大臣と経済再生大臣がバチバチやるような。
    この中の一人でも、この中の一つにでも政府が耳を傾ければ良いのにと思う。どうしたら、政治家たちの耳に届くのだろうか。
    日々の報道等を見ていて思うのは、日本人は本当に日本ばかり見ている。経済にしても、医療にしても、他のことも、もっと報道し、考えるきっかけ・材料を提供すべきである。

    0
    2021年04月03日

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