山田宏一の作品一覧
「山田宏一」の「大人は判ってくれない」「増補新版 フランソワ・トリュフォーの映画誌」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
「山田宏一」の「大人は判ってくれない」「増補新版 フランソワ・トリュフォーの映画誌」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
ヌーヴェル・ヴァーグを代表する監督の一人であるフランソワ・トリュフォーの長編デビュー作である『大人はわかってくれない』のシナリオ。
日本でトリュフォーの解説と言えばこの人である山田宏一、またSSWで映画音楽の作曲も手掛けている世武裕子も解説を寄せている。
フランスの映画シナリオのフォーマットがどのようなものなのか自分はわからない。
なので本著が元のシナリオをそのまんま翻訳したものなのか、それとも日本の映画シナリオのフォーマットに置き換えたものなのかは判断出来ない。
だがそれはわからないにしても本著はとてもよく出来ていた。
『大人はわかってくれない』の瑞々しさ、心に残っているシーンが頭に思い浮かんできた。映画を改めて見直したいという気持ちにさせてくれる。
またシナリオと映画を見比べてトリュフォーの演出を考えるのも楽しいだろう。
シナリオはただでさえ読む機会が限られてくる。日本映画であれば月刊シナリオや年鑑代表シナリオ、また名脚本家の著作や稀に映画のパンフレットに記載されている程度だろう。
それが洋画となると外国語が出来ないと読む機会はほとんどない。
そんな中で土曜社のこのシナリオブックは洋画の名作のシナリオを読む機会を与えてくれた。
本著はシリーズということで、今後また名作のシナリオが読めるかもしれない。
今後の展開に期待したい。本当に値段上がっても良いのでお願いします!
Posted by ブクログ
山田宏一さんがフランソワ・トリュフォーについて語る本ということで、お堅い本なんでしょ? と思っていたのだが、全然そんなことなかった。むしろトリュフォーの映画愛に溢れるエピソードの数々がとても面白くて、あっという間に読めてしまった。
敬愛するアルフレッド・ヒッチコックとジャン・ルノワール以外にもハワード・ホークスやジャン・ヴィゴ、ニコラス・レイやマックス・オフュルスへの愛と、引用などトリュフォーの映画と見比べてみたくなる。
ロベルト・ロッセリーニとのエピソードは笑えたし、恩人のアンドレ・バザンや、友人のアンリ・ラングロワとの話も面白い。
映画ファンでもヌーヴェル・ヴァーグと聞くと、ちょっと抵抗感を持つ人も多い。だが、本書を読むとヌーヴェル・ヴァーグ作品が観たくなる。とても愛に溢れる映画本だ。