堀滋の作品一覧
「堀滋」の「ウイルスも認知症も生きづらいのも、すべて歯のせい?」「歯のメンテナンス大全」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
歯科診療の先進国事例が載っており、勉強になった。顕微鏡やMTAセメント、SiLL-Ha、ラバーダム治療など知らないことがたくさんあった。
バイオフィルムの記述がなく(見落としたかも)ネットで検索した。
今度虫歯治療をするので金属は入れず、セラミックにしようと思った。今の歯医者でいいのか、考えさせられた本だった。
歯周病菌と病気の関係
脳血管疾患(脳梗塞)、肺炎・慢性閉そく性肺疾患、肥満・メタボリックシンドローム、糖尿病、心臓疾患、慢性腎臓病、アルツハイマー型認知症
口腔内の慢性的な炎症に関連する病気
関節リュウマチ、メタボリックシンドローム
マスク着用とウイルス性の病気について
マスク着用により口腔内の温度上昇が引き起こされる。これにより口腔内の細菌の数が増加。病原性ウイルスも増殖し、インフルエンザ・コロナなどの感性症にかかりやすくなる。
年齢と歯の本数。
日本人は40代から歯が減りはじめ、80歳で残っている歯の数は6.8本になっている。歯科先進国のスウェーデンは21本。口腔ケアししているか、していないかの違いが明らかとなっている。歯がなくなる原因は歯科治療。虫歯では何回も治療を繰り返す(4~5回)ことで歯が小さくなり、抜くことに。また歯周病によるものも多い。歯周病は自覚症状がないため、歯科での定期的な検診が必要になる。
歯周病の歯科検診では?
プロービング検査 刺繍ポケットの深さを測る検査。健康な歯茎は3㎜以下。対策は定期的な歯のクリーニング。
虫歯になりやすい人は?
今までは子供のころに感染した虫歯菌が原因とされていたが、多数の細菌の影響、食習慣、生活習慣により引き起こされることが分かってきた。口の中が酸性に傾いている時間が長い人が虫歯になりやすくなっている。
口の中のpHについて。
酸性の時は虫歯になりやすく、アルカリ性の時は歯周病菌が元気になる。虫歯菌と歯周病菌は拮抗していて、どちらかが多いと、もう片方は少なくなる傾向にある。一般的には中性から弱アルカリ性に保たれている。このバランスが崩れて乱れている状態をディスバイオシスという。
神経はとらないほうがよい
保険適用のパラジウム合金大丈夫?
スェーデンでは十数年前から虫歯が再発しやすくアレルギーの原因にもなるとのことで使用が禁止されている。詰め物と歯のあいだのセメントが劣化して隙間ができ細菌が入り虫歯になる。
フロスと歯間ブラシ何が違う?
フロスは歯ブラシが入らない歯と歯の間に留まったバイオフィルムを落とすことが目的、主に虫歯予防に。歯間ブラシは歯の根元などのすきまが広い部分に留まる汚れの塊をとる。つまり歯茎などの軟組織を守るケアで歯周病予防が目的。歯周病経験者は歯間ブラシがベター。歯周病は歯と歯あいだから進行する。大きさ素材は歯医者さんに相談のこと。
舌の機能と運動
舌を鍛えることで、飲力アップ、舌位置の正常化、アレルギーの予防(口呼吸の改善によりアレルギー原因物質が体内に入りにくくなる)などの効果がある。
歯科衛生士と歯医者さん
歯科衛生士は歯のメンテナンスのプロ。同じ歯科衛生士さんに見てもらうことで経時変化を見てもらおう。トラブル予防的な役割。トラブル発見後は歯医者へ情報の伝達される。トラブルに対処するのか歯科医
定期的なプロフェショナルケア(定期メンテナンス)の重要性。
バイオフィルムは歯に付着して3~4カ月で成熟、病原性が高まる。このタイミングで除去する。また定期的に歯医者でチェックされることで、歯の意識が高まり、日々の口腔ケアにつながる。
保険適用治療がいい治療?
ではない。最新の研究治療法は、ほかの病気であれば、速やかに臨床に反映されるシステムがあるが、歯科はそうではない。昔から限られた治療法・歯科材料しか使われていない。
Posted by ブクログ
歯の治療や手入れについてを一問一答形式で解説。
本書によれば、医学が発達していると思われている日本においても、歯科分野だけは先進諸国に比べ遅れていて、著者が開業した30年前と、保険で提供可能な治療方法や材料はほとんど変わっていないとの事。
これはひとえに、歯の「治療」に重きが置かれていて「予防」にはおかれていないことが原因と著者は主張している。
確かにがんとか、糖尿病、認知症等々の病気については予防のための対策がテレビ、新聞やほかのメディアでも頻繁に語られるが、歯についての予防はあまり語られていない印象がある。
本書では、それを前提に、歯だけでなく口腔内についての基礎知識、治療、および日常生活で気を付けるべき点も含め予防に多くの紙面を割いている。
また、良い歯科医を見つけたるためのアドバイスも書かれていて、本書の文章自体も、平易で読みやすくなっているので、老若男女歯を持つすべての人は読んでおいて損はないと思った。
Posted by ブクログ
認知症や糖尿病や動脈硬化などなど、さまざまな病気の原因になり得る歯周病。軽度のものを含めれば成人の8割が罹っているとか。にもかかわらず、日本の歯科医療は遅れており、また法制度も追いついておらず保険適用外の治療が多いのが酷く残念。せっかく歯のメンテナンスに興味が湧くも高額な負担に実行まで踏み出せない。
紀元前4000年石器時代の食事を4週間続けたところ歯を磨かなくとも虫歯はなく歯周病も治ったとか。身体は数千年経ったても現在の食生活には対応していない現れだと思う。
また、砂糖などの糖分が歯を溶かす大きな原因で、食べるなら食べる回数を減らし再石灰化の時間をとった方がよい。
24時間ほどでバイオフィルが固まってしまうのでその前に対処。
神経を抜いた4〜6割が無症状の炎症が発生。身体全身に細菌や炎症物質が、、、歯専用CTスキャンでなければみつけられないとか。
銀歯など金属類から水銀が溶け出し身体への害が。銀歯は30年ほど前から徐々に無くなってきたらしいが、幼少時銀歯だらけだった自分は...
歯周病による細菌の一部は腸の細菌叢にも影響を与えリーキーガット症候群まで発生させる
Posted by ブクログ
*健康は「口」からつくられる!世界標準の歯科医療は、むし歯や歯周病になってからの「治療」よりも、なる前の「予防」重視の時代に!そのために欠かせないセルフケアと定期的なメンテナンスの方法、そして食生活や噛み合わせ、呼吸、ストレス対策などの生活習慣までを徹底解説!快適な口腔環境を一生保つために*
とてもよくまとめられた予防歯科の本。
Q&A方式なので読みやすく、とぼけたお味のイラストに癒されます。
特に驚きの新事実などはないものの、今の予防歯科について知っておいた方がいいことは全て書かれているので、老若男女にお勧めしたい本です。
個人的には、「歯の痛みは錯覚しやすく、虫歯以外のことも多い」の1行が染みました。歯が疼くたびに憂鬱な気分になっていたので、救われた気分。
あとは、ダラダラ食べず、食後はこまめに歯磨きをしてバイオフィルムを固定させず、舌苔を除去し、キシリトールガムを噛み、唾液マッサージをして、被せる時はセラミック、と。
毎日のことなのでおろそかになりがちですが、意識付けのためにも時々この手の本は読まなきゃなと痛感。