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  • ヴァイマル憲法とヒトラー 戦後民主主義からファシズムへ
    4.0
    1巻1,694円 (税込)
    第一次世界大戦後の戦後民主主義を体現するヴァイマル憲法の下で,ヒトラーは合法的に政権を獲得した.大統領緊急命令条項による政治の機能不全などヴァイマル共和国の「影」の部分を冷静に描くとともに,ドイツの人びとを魅了したナチズムの本質を抉り出す.戦争への反省が蹂躙されつつあることに警鐘を鳴らす「後章」を新たに収録.

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ユーザーレビュー

  • ヴァイマル憲法とヒトラー 戦後民主主義からファシズムへ

    Posted by ブクログ

    ヴァイマル憲法の下で、ヒトラーは合法的に政権を獲得した(1933年1月)。なぜドイツ国民はヒトラー及びナチスを支持するようになったのか。もう二度とファシズムの悲惨を繰り返さない、「歴史は繰り返さない」と言うことができるには、「過去の歴史の体験を私たちが本当に自分のものとし、異なる状況の中で同じような過ちを繰り返すことを拒否する私たち自身を実現する」ことが必要だと著者は主張する。
     本書は、ナチズムがどのようにして人々を魅惑し、そして呪縛していったのかを、史実に照らして明らかにしつつ、それに対する抵抗力と対抗力をいかにして育てていったら良いかを考えていく。

     特に印象的だった箇所。
     ナチ党の

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    2024年09月08日

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