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ユーザーレビュー アレックスと私 アイリーン M ペパーバーグ / 佐柳信男 学界の偏見と定説に挑む、女性研究者の奮闘。頼りの相棒は、一羽のヨウム……面白くない訳がない。しかもノンフィクション。 与えられた課題を楽々こなす姿に、しだいにアレックスの想像を超える知性が明らかに。想定を次々に覆される著者の驚きと発見を追体験できます。そうして愛した仲間との、別れの耐えがたい悲しみも...続きを読む。 結びとなるのは、アレックスがもたらした自然観、新しい人間観。単なる研究報告の枠を超えて、アレックスの生涯を意味づけようとする真摯な筆致が感動を誘います。 Posted by ブクログ アレックスと私 アイリーン M ペパーバーグ / 佐柳信男 発達心理学、認知心理学、動物行動学、様々な視点から読めるお話で大変面白かった。また、他の側面では、女性研究者の生きていく難しさにも触れるし、もちろんヨウムの愛らしさ、賢さなども知れて、とにかく面白いの一言。 人間至上主義の概念をとにかく否定し続け、あらゆる動物たちの可能性について考えさせられるとても...続きを読むいい本。 Posted by ブクログ アレックスと私 アイリーン M ペパーバーグ / 佐柳信男 鳥類のコミュニケーショ能力と認知を研究するアイリーンと、天才と呼ばれたヨウム、アレックスの実話。 アレックスの話というよりは、アイリーンの研究と研究人生がメインだったけれど、アイリーンの人生で、アレックスとの出会いがそれほど大きかったということでしょう。 アレックスは天才と言われていたけれど、果た...続きを読むして彼は天才だったのか。ヨウム、鳥類はもともと認知能力を持っているのではないか。それを我々が知らないだけで。 とりあえず「鳥頭」という悪口は成立しなくなりそう。小さい脳みそで、思考して、発語することができたのだもの。 「イイコデネ。アイラブユー」「アシタ クル?」 最後の言葉がどこまでも泣かせる。 Posted by ブクログ アレックスと私 アイリーン M ペパーバーグ / 佐柳信男 鳥は家族(飼い主さん)の会話を聞いて 自然と言葉を覚えるんだろうなぁって思ってたけど 一体どんなプロセスを経てるんだろう… ってすごく興味があった。 あとは…鳥の中でもヨウムが特に大好きだったから。 ヨウムって…知ってる人どれくらいいるかな。 グレーの羽に紅色...続きを読むの尾。 一年半くらい前に動物番組で 初めてヨウムを知ったけど 陽気に、好き勝手に(?)話す、歌う。 本当に賢いけど 完璧にすらすら話すわけじゃないから それがまた可愛くて笑っちゃう。 優秀なアレックスもそう。 順調に訓練をこなしたかと思えば 機嫌を損ねて、アイリーンと口げんかをしたり。 印象的だったのは 研究をしていくうえでアイリーンが アレックスに対して 決めていた彼女自身との約束。 この本の最初の数ページには アレックスの写真も載っていて 読んでいるこちらまでさみしくなった。 動物とわたしたち人間は そんなに変わらないし 意思や思考、感情があるのは人間だけというのは あくまで人間側の解釈だと思う。 世界で一番有名で賢いと言われたアレックス。 さまざまな訓練を、繰り返し繰り返し行って 50の物体の名前をはじめ色、形、数を どんどん覚えてバードブレイン(鳥頭)という言葉を根底から覆す。 まだまだ続くと思っていたアレックスとの時間。 その終わりは突然やってくる…。 そのとき、アレックスが発した言葉とその意味は アイリーンだけじゃなく この本を手にした読者たちに ずっとずっと残る言葉だと思う。 Posted by ブクログ アレックスと私 アイリーン M ペパーバーグ / 佐柳信男 オウムにどのくらいの知性があるのか?の研究に生涯を捧げてきたアメリカの研究者による著作. アレックスと名付けたヨウムと行なった研究により,ヨウムには5歳児程度の知能(ただしコミュニケーション能力は2歳児程度)があることが明らかになる.脳みその大きさは胡桃大なのに?脳に大脳皮質も無いように見えるのに?...続きを読む アメリカの研究者の厳しい環境については話には聞いているが,恐るべき競争社会だ.アレックスとテレビにも出演し,日本であればどっかの私学がホイホイとポストを用意してくれそうなものだが・・・ アレックス(や他のヨウム)との心温まるエピソードが綴られ,思わず吹き出してしまうエピソードも多いが,作者の研究に賭ける熱意には脱帽する.実はアレックスが死んだ場面からこの本は始まるのだが,その後,他のヨウムを使ってプロジェクトは今も進んでいるのだろうか? Posted by ブクログ アイリーン M ペパーバーグのレビューをもっと見る