作品一覧

  • 新型コロナ制圧への道
    4.0
    新型コロナウイルスに全世界が戦慄し、大混乱が続く。「共存」するには、あまりに厄介なウイルスだ。人類はこの「戦争」に勝てるのか? どこに「出口」があるのか? 科学・医療の最前線を徹底取材。治療薬とワクチン、終息へのシナリオと課題を明らかにする。著者は元朝日新聞記者。
  • 脳科学で解く心の病
    4.3
    1巻3,520円 (税込)
    私たちの脳内には860億個のニューロンがあり、 ニューロン同士が正確に繋がることで、コミュニケーションを取っている。 ニューロンとニューロンの繋がりは、ケガや病気によって変化してしまう。 また、成長の過程で繋がりが正常に発達しなかったり、全く形成されなかったりすることもある。 そうした事態に陥ると、脳機能に混乱が生じて、 自閉スペクトラム症、うつ病、統合失調症、パーキンソン病、 依存症、心的外傷後ストレス障害(PTSD)など 精神疾患の原因となる。 こうした脳の混乱がどのように生じるかを研究し、その治療法の可能性を探ることは、 私たちの思考、感情、行動、記憶、創造性がどのようにして脳で生み出されているのか、 その解明にも繋がっていく。 神経科学者たちの研究成果、精神疾患の当事者や家族の声、治療法の歴史を踏まえながら、 ノーベル賞受賞の脳科学の第一人者が心の病と脳を読み解く。

ユーザーレビュー

  • 脳科学で解く心の病

    Posted by ブクログ

    THE DISORDERED MIND
    WHAT UNUSUAL BRAINS TELL US ABOUT OURSELVES

    【目次】

    まえがき

    第1章 脳障害からわかる人類の本質
    脳神経科学と精神医学のパイオニア
    ニューロン──脳の構成要素
    ニューロンの秘密の言語
    精神医学と脳神経科学の隔たり
    脳障害に対する現代の研究手法
    遺伝学
    脳イメージング
    モデル動物
    精神障害と神経障害の隔たりを埋める

    第2章 人類のもつ強力な社会性──自閉スペクトラム症
    自閉スペクトラム症と社会脳
    社会脳の神経回路網
    自閉スペクトラム症の発見
    自閉スペクトラム症とともに生きる
    自閉スペクトラム症における遺

    0
    2024年08月02日
  • 脳科学で解く心の病

    Posted by ブクログ

    久しぶりに「読んでよかった」と素直に感じられた作品でした。著書が精神医学の高名な教科書を書いていてそれが版を重ねているということで、原文も平易なのでしょう。それを訳者が意識してか、訳文も平易で、読んでいてとても分かりやすかったです。プリオン、パーキンソン病、ハンチントン病に関する知識を得られたのも、嬉しかった。
    ただまあ脳科学とやらに懐疑的なわたしは、読んでいてちと複雑な気持ちに。「脳科学に限らず、さまざまな観点から精神疾患を検討している図書」が謳い文句だったようなので、読んでみたのですが。
    精神分析から脳科学に進んだ研究者もいるのですね。

    0
    2025年06月17日
  • 脳科学で解く心の病

    Posted by ブクログ

    アプローチとして「心の病」の原因を脳科学の知見からほどいていこうというもので、「脳」ではなく「病」の側に関心がある人にも読みやすいと思う。自分は「脳」側に興味があるタイプだが、これまでいくつかの本で読んできたトピックが「病」の側から結びつけられて、上手にまとめられていると思う。訳文は読みやすく、図版も豊富。病だけではなく、「脳の性分化と性自認」のようにジェンダーを扱っているところもあり、最後の章では「意識」の役割に触れている。

    0
    2024年06月22日
  • 新型コロナ制圧への道

    Posted by ブクログ

    新型コロナウイルス発生当初に書かれた本。
    2020年8月出版。

    今となっては古いと感じる個所もあるが、不確かな状況の中からアフターコロナについて考えていた点は素直に敬服する。
    また、過去の感染症の事例も勉強になった。

    0
    2022年05月16日

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