神代健彦の作品一覧
「神代健彦」の「「生存競争」教育への反抗」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「神代健彦」の「「生存競争」教育への反抗」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
常に批判に晒される学校教育。多くの親が塾に通わせていることからも学校教育への批判は伝わってくる一方、教師の多忙もまた問題になっている今日。生きる力やアクティブラーニングにも何かモヤモヤ感を抱えていたところで出会った1冊。その疑問に大いなるヒントをくれた。
今日の生存競争教育の良さを認めつつ、その理想論を現実に落とし込んだときに息苦しさを感じるという感覚もまた納得できる。
ただ、今日の教育がダメだと論じるのではなく、時に擁護する姿勢から読者として混乱する部分もあったが、全否定全肯定となるよりも現実を見据えており好感が持てる。途中で今までの要約が度々入り、読みづらさを軽減してくれたのもありがたかっ
Posted by ブクログ
第二章のタイトル「教育に期待しすぎないで」っていうのはまさに、だなー。教育依存症候群は学校改革症候群でもある、も言い得て妙。
理想の学校なんてものはない、と認識するのがはじめの一歩だと思う(もちろん教育者は目指すものの、教育を受ける側が)。
社会からの要請によって振り回されるけど、そもそも教育は何を目指すものなのか? という議論なのだけど、起源のスコレー(暇)の話は面白かった。
生産することばかりにフォーカスするのでなく、消費する、余暇を楽しめるために世界と出会わせるのが目的だ、という筆者の主張は、粗削りではあるけど一理あるな、と。確かに偏ってるよね。
Posted by ブクログ
紹介
我が子の「教育」が苦しい――それはあなた一人の責任ではない。
「クラス全員を企業家に育てる」教育にNOと言おう!
どうやら企業人や政治家、官僚たちは、日本の経済的低迷を教育で挽回しようとしているようだ。
まるで、「最小限のコストで最大限の商品(人材)を納品しろ」と言わんばかりである。
そんな社会を生きる私たちの子育て――とりわけ教育は、じつに悩ましい。
なぜこんなにも苦しいのか。
しかし本書は、「それはあなた一人の責任ではない」と説く。
これは社会全体の問題なのだ。
では、どうすればいいのか。
本書は、明治時代から現在に至るまでの教育の歴史を振り返りながら、私たちが教育に期待すべきこと