作品一覧 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 新着順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 ベスト・オブ・イヨネスコ 授業/犀 5.0 雑学・エンタメ / アニメ・芸能・ゲーム攻略本 1巻3,564円 (税込) 〈この世界の「人間的条件の不条理性にたいする形而上的な苦悩の意味」の主題を、演劇固有の表現形式、つまり具体的な物、身体的な営為による視覚的イメージで提示しようとする試みに注目するマーチン・エスリンによって「不条理演劇」という呼称で括られた。この中で、より成功したのが、ベケットとイヨネスコの二人の作家だったと言えるだろう。前者は悲劇的に、後者は喜劇的に[…]その後の《新しい演劇》の作家たちに大きな影響を与えていった〉(本書「解説」より)。 女生徒に言語学を講じていた教授が意味不明すぎるほど錯乱してゆく「授業」、全体主義の滑稽さと恐怖を描きだす「犀」──ねじれる世界に笑いをとどろかす表題作のほか、不条理劇の出発点にしてパスティーシュの原点でもある「禿の女歌手」、前衛劇のモダン・クラシックである「椅子」、ロラン・バルトやブレヒトを皮肉る「アルマ即興」、僅かな言語に荒唐無稽なイメージあふれる「歩行訓練」の6作品を収録。 ベケットとともに不条理演劇の双璧をなすイヨネスコの、コミカルでグロテスクな名作集! 試し読み フォロー 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 末木利文の詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> ベスト・オブ・イヨネスコ 授業/犀 雑学・エンタメ / アニメ・芸能・ゲーム攻略本 5.0 (2) カート 試し読み Posted by ブクログ 『授業』 ☆4.5くらい。 教室と生徒という、(理想化しすぎかもしれないけど)本来双方向的な横並びの関係であるべきものが、(現実的にも好ましくない)一方通行の垂直関係に変化する際の、暴力性を描いている。 演劇的なドラグティックさが、全体の基調とよく調和していた。 何かを教えるという経験をしたことがあると、共感しやすいと思う。 0 2025年10月20日 ベスト・オブ・イヨネスコ 授業/犀 雑学・エンタメ / アニメ・芸能・ゲーム攻略本 5.0 (2) カート 試し読み キューピーさん 購入済み 犀化は破綻か?革命か? 『犀』は手塚マンガの中で 短く紹介されていたので ずっと気になっていました。 仕事や人間関係が 特にひどくうまくいかないのでなければ こんな変身は考えないだろうけれど、 知性が鋭いとこういう不安な状況が 感じられるのかもしれません。 犀の、人間とはかけ離れているだろう 皮膚感覚と、 人間の持っているおそらく高度な いろいろな特性を失う 恐ろしさを感じます。 人間の日常のいろいろな対立や 不幸からの逃避、なのか 革命への突進、なのか、 そんなものとして 魅力なようにも思えるけれども。 #切ない #シュール #怖い 0 2022年03月23日