作品一覧

  • あなたのフェミはどこから?
    3.9
    1巻1,782円 (税込)
    個人的でありながらも共通する体験でもあり、連帯する基盤ともなるフェミニズムとの出会いを綴るリレーエッセイ。
  • 多様で複雑な世界を、いまどう描くか  12人のマンガ家・イラストレーターの表現と思索の記録
    -
    1巻2,420円 (税込)
    みんなで考えたい 変わり続ける世界と表現のこと 近年、当事者や支援者、また研究者などの長年の働きかけによって、人間の多様な在り方、社会に根づく差別や偏見、不均衡な社会構造がより明らかになり、「ポリティカル・コレクトネス」、「DEI」、「多様性」といった言葉や、そのような視点を反映した表現に触れる機会も増えました。これらは公正で平等な社会を目指す重要な取り組みであると同時に、自分自身をも顧みなければならない側面があります。自分の表現が、あるいは自分が受け取ってきた表現が、誰かを、もしかすると自分すらも傷つけてきたのではないか? そうした問いに向き合うことは、時に痛みや葛藤、戸惑いを伴う複雑な体験です。 そんな現在の状況を背景に、本書では「人」と「世界」、そして「表現」に向き合い、制作を続ける12人のマンガ家・イラストレーターの方々に、制作のモチベーションや葛藤、日々考えていること、過去と現在における変化などを訊ねたインタビューと共に、皆さんがこれまでに制作された作品の一部をご紹介します。 さらに、「人物表象」、「障害者とその生」、「ジェンダー平等とフェミニズム」、「人種的・民族的マイノリティの現実」、「LGBTQ+とロールモデル」、「ルッキズム」という6つのテーマをピックアップし、各分野の識者の方々に「考えを深めるヒント」となる書籍やZINE、映画をご紹介いただく特別寄稿「人と世界、表現をもっと知るためのヒント」も収録しました。変わり続ける世界の中で、「表現」について改めて考えてみたり、新たな対話のきっかけになったりする、そんな1冊です。 作品紹介+インタビュー:スケラッコ/増村十七/北村みなみ/谷口菜津子/サイトウユウスケ/ながしまひろみ/木内達朗/はらだ有彩/大白小蟹/とあるアラ子/新地健郎/やまじえびね 巻末特集「人と世界、表現をもっと知るためのヒント」:山本美希/荒井裕樹/野中モモ/下地 ローレンス吉孝/潟見陽/長田杏奈

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  • 美容は自尊心の筋トレ
    5.0
    1巻1,628円 (税込)
    反骨の美容ライターが「みんな違ってみんな美しい」時代に送るメッセージ! 私の救世主は私——さよなら自虐——「呪いの言葉」を解きほぐす心の筋トレ10か条 モテようとも若返ろうとも、綺麗になろうとも書いていない、化粧品もちょっぴりしか載っていない美容本ができました 【目次】 はじめに 自尊心の筋トレ十訓 第一章 生まれ出づる私の悩み 全員美人原理主義 この世に「ブス」なんていない 「見た目が9割」だったら警察いらない 自信がないなら、愛着を持てばいいじゃない 美容は、自分をやさしく扱う練習 メイクは看板、スキンケアはインテリア ほか 第二章 天はあの子の上に私をつくらず、私の上にあの子をつくらず その「私なんて」どっからきた? 自虐は自分も人も傷つける、諸刃の剣 クラス1の美人とも交換したくない顔 嫉妬はチャンス。自分を磨く鏡として活用する SNSは人目を気にしないための壁打ち ほか 第三章 その世間って具体的に誰? イタいの飛んでけ! みんなで浮けば、怖くない 母で妻で、それで? 役割スタンプラリーからの卒業 ママ=時短って決めつけるな それでも忙しいあなたに送るミニマム美容 ほか 第四章 時をかける私 平均年齢45・9歳の国で年齢を恥じると詰む 「宇宙船美人号から降りられない女たち」にモヤる 女って捨てられるの? 恋愛=現役という焦り商法 エイジングロールモデルを探して おわりに 【著者】 長田杏奈 1977年神奈川県生まれ。ライター。女性誌やwebで美容を中心にインタビューや海外セレブの記事を手がける。「儚さと祝福」をコンセプトに、生花を使った花冠やアクセサリーを製作する「花鳥風月lab」としての活動も行う。

ユーザーレビュー

  • あなたのフェミはどこから?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まるで朝ドラ「虎に翼」の「はて?」というセリフのタイミングを集めたような本。
    当たり前だと思っていたのに「あれ?おかしいかも?」と気づく場面。
    様々な立場の方の寄稿が集まってて一つ一つ短い。軽そうで、全然軽くない。

    この本にはフェミニズムというテーマだが、「弱さを認めて、差別を減らして、共に生きていく社会」みたいな風潮が感じられる。弱さを見つめるために、それぞれが自分の生い立ちを話している項が多い。



    以下、ネタバレ
    ・・・・・・・・・・
    鴻巣麻里香「脱抑圧の三代記」
    p.69
    「子どもがいるんだから、そんなに無理して働くことはないんじゃないか。一度仕事のペースを落として、子育てに専念し

    1
    2025年09月07日
  • あなたのフェミはどこから?

    Posted by ブクログ

    多様な職業や様々な性自認を持つ19人が「あなたのフェミはどこから(はじまりましたか)?」の問いに対して、ナラティブに応えてくれる。個人的な生育歴や経験は多様でもどこかで共通する体験が語られ、フェミニズムとの出会いや現在の活動、到達点などを綴るリレーエッセイとなっている。1948年に定められた世界人権宣言の第1条は「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」と記載され、第1条のあとに「人間は、理性と良心を授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない」と続く。○国ファーストと排外主義が飛び交う今日において、人権感覚を研ぎ澄まし、ジェンダー

    0
    2025年07月21日
  • あなたのフェミはどこから?

    Posted by ブクログ

    自身がフェミニズムに対して、ちゃんとつかまえることができていないからだと思うが、わかりやすく入ってきたのは、星野概念さんと武田砂鉄さんの文章。フェミニズムだけでなく、自分とは異なる人との対峙には、必ず客観性を忘れてはならない、という点はいつも思うことだし、そうすることで少しでも中に入り込むきっかけになるかもしれないのだと改めて思い返した。適度な距離と、想像力と、それを反芻する能力が高まることでお互いがもやもやせず、もう少し前を向いて生きていけるような雰囲気が作り出せそうな気もするが、それがなかなか難しいのだよな、と改めて思ってしまった。

    0
    2025年06月29日
  • あなたのフェミはどこから?

    Posted by ブクログ

    初めて読んだフェミ本。
    日本ではまだまだマイノリティの扱いだけど、
    私はこっち側の意見に納得できる、、

    0
    2025年10月07日
  • あなたのフェミはどこから?

    Posted by ブクログ

    フェミニズムとの付き合い方は、人によってさまざまだ。人によって千差万別のフェミニズムが存在すると言っても過言ではない。

    能町さんの寄稿が読みたくて手に取った本だが、他の方の文章も読み応えがあった。

    高嶋鈴さんの、男性の先輩とのエピソードは、よくあることだよねと思いつつ、その強烈な傷つきにもまた共感できて、世の中に蔓延る不条理を少しでもマシにするために、理論を学び、語る技術を身につけねばと、決意を新たにする彼女の姿に、自分もぼんやりしてちゃいけないなぁという気持ちにさせられた。

    人それぞれのフェミニズムだが、出会いのきっかけとして、ベル・ブックスの『フェミニズムはみんなのもの』とジュディス

    0
    2025年05月01日

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