作品一覧

  • もし今夜ぼくが死んだら、
    3.4
    1巻1,386円 (税込)
    フェイスブックで自殺を仄めかす少年。その裏にある盗難車による轢き逃げ事件。小さな町の暗部。SNSでのバッシング。少年の母・弟・捜査官・目撃者。4人の登場人物の視点から描かれる、嘘と秘密の5日間。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバック賞受賞作!

ユーザーレビュー

  • もし今夜ぼくが死んだら、

    Posted by ブクログ

    推理小説として読むと星2だが、ヒューマンドラマとして読むなら星4くらい。
    SNS炎上で人生変わってしまった家族という、現代ではものすごく身近なテーマなので現実味があるのが良き。
    容疑者として疑われている少年がものすごく容疑者ムーブしていて「こいつがもう少し賢ければもっと早く解決したんじゃね?」とは思った。

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    2025年10月21日
  • もし今夜ぼくが死んだら、

    Posted by ブクログ

    身につまされる…

    SNSやらシングルマザーやら思春期やらでお互いの適切な距離感がつかめずにいる母子がどんどん窮地に陥っていくミステリー

    昔はよかったな~なんて言って時代のせいにばっかりしてたんじゃダメダメなんだけど、やっぱり物理的な距離が近いともうちょっと理解しあえたきもするんよね
    昔はみんな狭い家にぎゅっとしてたから家族がなにしてるか、なに考えてるかもっと理解しあえてと思うんよな

    もう多少うざがられても親のほうがガッと詰めていかないとだめなんだけど、やっぱり娘たちにこれ以上嫌われたくないダメ父としてはママに任せちゃうよなぁ

    んで作品のほうは途中から完全に結末が見えちゃって、余計な回り

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    2023年03月02日
  • もし今夜ぼくが死んだら、

    Posted by ブクログ

     真夜中に盗難車に轢かれ、死んだ少年。橋の下に落下した車。逃走した罪深き何者か。殺人事件というよりも突発的な事故のようにも見えるある夜の出来事を中心にして本書は、スタートする。場所はハドソン川流域の町ヘヴンキル。著者が住むのは同じくニューヨーク州ハドソン川流域のウッドストックだそうである。何と……!
     エドガー賞、通称ペーパーバック賞受賞作品……にしては、やはりテーマは重たい気がする。最近のアメリカ小説でよく読むタイプのドメスティック・ミステリーであり、社会現象とも言えるネット虐めによる社会的暴力に真向から取り組んだ作品でもある。
     叙述形態の進化を感じさせる現代ならではの小説でもある。スマホ

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    2021年05月01日
  • もし今夜ぼくが死んだら、

    Posted by ブクログ

    わりと最後は読めたので若干冗長すぎた。
    中弛みしてた割には最後が短いというか、盛り上がりに若干欠けるというか。

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    2021年07月25日
  • もし今夜ぼくが死んだら、

    Posted by ブクログ

    舞台はニューヨーク郊外の小さな街、高校生と中学生の二人の男の子を育てるシングルマザーが主人公。この街でスクールカーストの上位にいる人気者がひき逃げで亡くなってしまう。このひき逃げが普通ではなく落ちぶれたポップスターの車が強奪された時に起こった事件という設定。SNSの投稿などから主人公の長男が犯人とみなされ、この長男が芸術家肌でちょっと変わってることもあっていわばネットリンチのような状態になり一家も村八分になっていく。親として息子を信じたいのだが確かに怪しい言動が多くて…。一方で警察側にはやはりトラウマを抱える女性警官がいて、ということでちょっと登場人物を盛りすぎかな、という印象。警官側のトラウ

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    2020年11月17日

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